よる‐の‐もの【夜の物】
夜、寝るときに用いるもの。夜着、寝具など。「いとあはれと思ひて、—まで送りて」〈伊勢・一六〉
よるのもも【夜の桃】
西東三鬼の句集。昭和23年(1948)刊。
よるのわらい【夜の笑い】
飯沢匡の戯曲。昭和53年(1978)、著者自身の演出、青年劇場の主催により初演。2部構成で、第1部は小松左京の「春の軍隊」、第2部は島尾敏雄の「接触」をモチーフとする。著者は本作の脚色・演出によ...
よるはやさし【夜はやさし】
《原題Tender Is the Night》フィッツジェラルドの小説。1934年刊。アルコール中毒の精神科医ディックと妻のニコルの姿を哀切に描く自伝的長編。著者没後の1951年には、著者自身が...
よるひかる‐たま【夜光る玉】
夜のやみの中で光を放つという宝珠。夜光の玉。「—といふとも酒飲みて心を遣(や)るにあにしかめやも」〈万・三四六〉
よるひらく【夜ひらく】
《原題、(フランス)Ouvert la nuit》モランの短編小説集。1922年刊。「カタローニュの夜」「ローマの夜」など6作品を収録。日本では堀口大学の翻訳で知られ、「夜とざす」とともに大正時...
よる‐ひる【夜昼】
1 夜と昼。「—を問わず仕事に精を出す」 2 (副詞的に用いて)夜も昼も。いつも。あけくれ。日夜。「—心の休まる暇がない」
よる‐めん【夜面】
惑星・衛星などの、恒星を向いていない半球。⇔昼面。
よる‐よなか【夜夜中】
「夜中」を強めていう語。まよなか。夜ふけ。「こんな—にいったい誰だろう」
よる‐よる【夜夜】
二晩以上の夜。また、毎夜。夜ごと。よなよな。「—参りて、三尺の御几帳の後ろにさぶらふに」〈枕・一八四〉