すず‐ぐち【鈴口】
1 大名屋敷などで、中奥と奥の境の出入り口。大きな鈴を掛け、それを鳴らして用事を通じた。お鈴口。 2 亀頭(きとう)の異称。
すず‐まなこ【鈴眼】
丸くて大きな目。どんぐりまなこ。「梟(ふくろ)と常々悪口受くる—に」〈露伴・五重塔〉
雀(すずめ)の巣(す)も構(く)うに溜(た)ま・る
雀が材料を少しずつ運んできて巣を作り上げるように、少しずつ貯蓄をしても積もり積もれば大きな額になる。「商人(あきんど)といふ者は一文銭も徒(あだ)にせず、—・る」〈浄・油地獄〉
すず‐らん【鈴蘭】
1 キジカクシ科の多年草。本州の高山や北海道に生え、高さ15〜25センチ。葉は広楕円形で2、3枚出る。初夏、花茎を伸ばし、白い釣鐘形の小花を総状につけ、香りがある。栽培されるのは花の大きなドイツ...
すそ‐やま【裾山】
大きな山の麓にある小山。「重畳たる青山の—で」〈蘆花・思出の記〉
スターリン‐ひはん【スターリン批判】
1956年のソ連共産党第20回大会におけるフルシチョフの秘密報告を契機として行われた、スターリンとその時代の思想・政策全般に対する批判。各国の共産主義運動に大きな影響を与えた。→ハンガリー事件 ...
スチトト【Suchitoto】
中央アメリカ、エルサルバドル中西部の町。首都サンサルバドルの北東約35キロメートルに位置する。16世紀前半に建設された古都で、18世紀建造の白亜の大聖堂が残る。1980年代の内戦で大きな被害を受...
すて‐いし【捨(て)石/棄て石】
1 道ばたや野原などにころがっている石。 2 日本庭園で、風趣を添えるために所々に配した石。景石(けいせき)。 3 橋脚などを造るとき、水勢を弱めるために水中に投入する石。 4 囲碁で、自分の形...
ステーブル‐コイン【stable coin】
大きな価格変動を起こさない仮想通貨(暗号資産)の総称。法定通貨を担保とするもの、ビットコインやイーサリアムなどの主要な仮想通貨を担保とするもの、金・貴金属・原油などのコモディティーの価格と連動す...
ストイケイア【(ギリシャ)Stoikheia】
数学書。ユークリッド著。13巻。古代ギリシャ数学を集大成し、論理的に体系化したもの。その後の数学に大きな影響を与えた。幾何学原本。原論。