だい‐の【大の】
[連体] 1 大きな。りっぱな。一人前の。「—おとなが涙を流す」 2 非常な。たいへんな。「—仲よし」
大(だい)の虫(むし)を生(い)かして小(しょう)の虫(むし)を殺(ころ)す
やむをえない場合は、大きなものを救うために小さなものを犠牲にするたとえ。
だい‐の‐もの【台の物】
1 大きな台の上にのせた料理または進物。 2 遊郭などで、台屋から取り寄せる料理。大きな台の上に料理を盛りつけ、松竹梅などに形づくったもの。
だい‐ばん【大盤】
《「たいばん」とも》食物や水などを入れるための大きな器。
だい‐ばんじゃく【大盤石/大磐石】
1 大きな岩。 2 物事の基礎がしっかり据わって、揺るぎのないこと。「—の備え」
だい‐ひ【大悲】
仏語。衆生(しゅじょう)の苦しみを救う仏・菩薩(ぼさつ)の大きな慈悲。「大慈—」
「大悲菩薩」「大悲観音」の略。
だい‐ふく【大福】
1 大きな福運。非常に富んで運のよいこと。「—者(しゃ)」 2 「大福餅(だいふくもち)」の略。
だい‐ぶつ【大仏】
丈六(高さ1丈6尺、すなわち約4.8メートル)以上の大きな仏像。奈良東大寺の盧舎那仏(るしゃなぶつ)、鎌倉高徳院の阿弥陀如来などが有名。
だい‐ほんがん【大本願】
仏語。仏・菩薩(ぼさつ)の、衆生(しゅじょう)を済度しようという大きな願い。
天台宗の大勧進とともに、長野の善光寺を管理する浄土宗の尼寺。
だい‐みょう【大名】
1 平安末・鎌倉時代、多くの名田(みょうでん)を所有した者。大名主(だいみょうしゅ)。 2 鎌倉時代、大きな所領をもち、家の子・郎等(ろうどう)を従えた有力な武士。 3 室町時代、有力な守護。守...