河海(かかい)は細流(さいりゅう)を択(えら)ばず
《「史記」李斯(りし)伝から》大人物は度量が広く、よく人をいれることのたとえ。河海は細流を厭(いと)わず。
かがみのなかのかがみ【鏡の中の鏡】
《原題、(ドイツ)Der Spiegel im Spiegel》ドイツの児童文学者、エンデによる大人向けの短編小説集。1984年刊行。
かく‐べつ【格別/各別】
[名・形動] 1 普通の場合とは程度・事柄が違っていること。また、そのさま。格段の違いがあるさま。特別。「—な(の)努力」「—にひいきする」「冬の夜の鍋の味は—だ」 2 それぞれ別であること。...
嘉肴(かこう)ありと雖(いえど)も食(く)らわずんばその旨(うま)きを知(し)らず
《「礼記」学記から》 1 聖人の教えも、学ばなければ、そのよさがわからない。 2 大人物も、用いてみなければ、その能力を知ることができない。
肩上(かたあ)げが取(と)・れる
成人して、肩上げのない着物を着るようになる。子供が大人と認められる年齢に達する。肩上げが下りる。
かま‐くら
秋田県の小正月(正月15日)の行事。子供たちが雪室(ゆきむろ)を作り、その前で鳥追いや塞(さえ)の神の火祭りをする。大人が賽銭(さいせん)・餅(もち)などを持ってお参りに来ると、子供たちはこれに...
かみ‐おむつ【紙御襁褓】
肌触りのよい表面材・吸水紙・綿状パルプ・防水材などを重ね合わせた、おむつ。乳幼児用・大人用のほか、ペット用などもある。多くは使い捨て。
かりそめ‐にも【仮初めにも】
[副] 1 (あとに打消しの語を伴って)打消しの意味を強める語。決して。仮にも。「—法を犯してはならない」 2 わずかでも。いささかでも。仮にも。「—逆らう者があれば罰せられる」 3 十分でない...
が‐せい【我精/我勢】
[形動] 1 骨身を惜しまずに働くさま。勤勉なさま。「とても昔の様に—に働く事は出来ないのさ」〈漱石・道草〉 2 勝ち気で意地っ張りなさま。元気なさま。「—な老母と並んで大人し過ぎるくらい控目に...
き‐かい【気海】
1 空気が地球を包んでいるようすを海にたとえていう語。大気のある範囲。 2 漢方で、へその下方1寸5分(大人で約3センチ)の所。任脈(にんみゃく)に属し、腎炎・糖尿病などの治療点。