こう‐しょう【哄笑】
[名](スル)大口をあけて笑うこと。どっと大声で笑うこと。「腹をゆすって—する」「満場の—を博し」〈蘆花・思出の記〉
こう‐しょう【高声】
《「こうじょう」とも》高い声。大声。こわだか。「—に十念唱へつつ、頸(くび)をのべてぞ切らせられける」〈平家・一一〉
こう‐ぜん【哄然】
[ト・タル][文][形動タリ]大声で笑うさま。「『あはッはッはッ!』と…—として笑った」〈魯庵・社会百面相〉
こう‐だん【高談】
[名](スル) 1 無遠慮に大声で話すこと。また、その話。 2 他人を敬って、その談話をいう語。「御—拝聴いたしました」
声(こえ)の限(かぎ)り
ありったけの大声で。声を限りに。「—叫び続ける」
声(こえ)を上(あ)・げる
1 大声を出す。また、今までより、大きな声を出す。「—・げて強調する」 2 意思表示をする。「反対の—・げる」 3 閉口する。音(ね)を上げる。「—・げさせてこませやい」〈滑・膝栗毛・八〉
こく【哭】
[音]コク(呉)(漢) [訓]なく 大声で泣く。「鬼哭・号哭・痛哭・慟哭(どうこく)」
こく・する【哭する】
[動サ変][文]こく・す[サ変]大声を上げて泣く。慟哭(どうこく)する。「異郷に去って、激しい自分の運命を—・したいと思う」〈藤村・新生〉
こ‐ごう【呼号】
[名](スル) 1 大声で叫ぶこと。「街頭で候補者の名前を—する」 2 威勢を示すために大げさに言いたてること。「参加者五万人と—する」
こ‐ごえ【小声】
小さい声。低い調子の声。「—でささやく」⇔大声。