は‐とう【波濤】
大きな波。大波。「万里の—を越えて行く」
ひ‐いん【庇陰/庇蔭】
[名](スル) 1 ひさしのかげ。 2 かばうこと。また、おかげをこうむること。「罪人を—することは」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉
びょう‐まん【渺漫】
[ト・タル][文][形動タリ]果てしなく広がっているさま。渺渺。「暴水漲(みなぎ)り田地を浸して稲の穂を没し、—として沼の如く」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉
フリーク‐は【フリーク波】
外洋で突発的に発生する巨大な波。波高が30メートルを超えることもある孤立した巨大波で、大型船を破断するほどのエネルギーを持つ。海難事故の原因の一つ。一発大波。→三角波
ぼうちょう‐てい【防潮堤】
大波や高潮などを防ぐために築く堤防。
ま・う【眩う】
[動ワ五(ハ四)]《「舞う」と同語源》(ふつう「目がまう」の形で)めまいがする。目がまわる。「フラフラと眼が—・い気が遠くなって」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉
みだり‐がまし・い【濫りがましい/猥りがましい】
[形][文]みだりがま・し[シク]「みだりがわしい」に同じ。「側へ参って—・い話をしかけますから」〈鉄腸・南洋の大波瀾〉 [派生]みだりがましさ[名]
めいわ‐の‐おおつなみ【明和の大津波】
明和8年(1771)4月24日、石垣島南南東沖を震源とする八重山地震に伴い発生した大津波。最大波高は30メートル以上で、石垣島では80メートルの高所にまで波が及んだといわれている。→八重山地震
ゆうぎ‐は【有義波】
ある地点で一定時間に観測される波を波高が高い順に並べたとき、高い方から数えて3分の1の波を選び、その波高を平均した波。熟練した観測者が目視で観測した典型的な波に近いとされる。その波高は有義波高、...
らん【瀾】
[音]ラン(呉)(漢) 大波。「回瀾・狂瀾・波瀾」