ひかり‐ごけ【光蘚】
ヒカリゴケ科のコケ。中部地方以北の山中の洞穴などに生え、高さ1センチほど。原糸体がレンズ状の細胞からなり、光線を反射する。長野県佐久市・埼玉県吉見町・皇居などのものは天然記念物。ヨーロッパ・北ア...
ひかり‐も【光藻】
ヒカリモ科の黄色植物。淡水産の藻で、水槽や洞穴内の水たまりなどに生じる。単細胞からなり、1本の鞭毛(べんもう)で水中を泳ぐときと、鞭毛を失い球形になるときとがある。レンズ状の葉緑体が光を反射する...
ひざいらいがた‐ガス【非在来型ガス】
⇒非在来型天然ガス
ひざいらいがた‐てんねんガス【非在来型天然ガス】
従来の掘削技術では採取が困難であったり、生産性が低く掘削費用が掛かったりするため、あまり商業生産が行われなかった天然ガスの総称。新技術の開発や資源価格の高騰によって採算が取れるようになり、一部利...
ひし‐くい【鴻/菱喰】
カモ科の鳥。全長83センチくらい。体は褐色、くちばしは黒く先に黄色帯がある。ユーラシア北部で繁殖、日本には冬鳥として飛来。ヒシの実や草を食べる。天然記念物。沼太郎。おおがり。《季 秋》
ひない‐どり【比内鳥】
《「比内」は秋田県大館地方の古名。「比内鶏」とも書く》大館地方で古くから飼われてきた、中型の地鳥。シャモと地鳥の雑種。肉質の良さで有名だが、原種は昭和17年(1942)天然記念物に指定。現在、比...
ヒノキチオール【hinokitiol】
抗菌性のある有機化合物。天然ではタイワンヒノキやヒバなどからとれる。
ひば‐さん【比婆山】
広島県北東部、庄原(しょうばら)市北部にある山。比婆山地の一峰。標高1299メートル。山頂には比婆山伝説の主人公である伊弉冉尊(いざなみのみこと)を葬ったとされる円墳があり、県史跡。1平方キロメ...
ひみ【氷見】
富山県北西部の市。富山湾に面し、漁業が盛ん。中部にある十二町潟(じゅうにちょうがた)(万葉集に詠まれた布勢水海(ふせのみずうみ))のオニバスは天然記念物。人口5.2万(2010)。
ひ‐むろ【氷室】
天然氷を夏までたくわえておくために設けたむろ。地中や山かげに穴をあけ、上を茅(かや)などでおおう。昔は宮中用の氷室が山城・大和・丹波・河内(かわち)・近江(おうみ)にあった。《季 夏》