うりん‐いん【雲林院】
京都市北区紫野にあった天台宗の寺。はじめ、淳和(じゅんな)天皇の離宮で紫野院と称したが、のち、元慶寺別院となった。その後、臨済宗の大徳寺に属したが、廃寺。うんりんいん。うじい。
うわ‐がい【上交ひ】
「上前(うわまえ)」に同じ。「—の褄(つま)肩に敷かれ」〈浄・嵯峨天皇〉
うんご‐じ【雲居寺】
京都市東山区高台寺付近にあった寺。承和4年(837)菅野真道が桓武天皇の菩提をとむらうために道場を建立したのが始まり。金色八丈の阿弥陀像があったが、応仁の乱で焼失。八坂東院。
中国河北省房山...
えいえん【永延】
平安中期、一条天皇の時の年号。987年4月5日〜989年8月8日。
えい‐かん【叡感】
天皇や上皇が感心し、ほめること。御感(ぎょかん)。「君殊に—有りて」〈太平記・九〉
えいかん【永観】
平安中期、円融天皇・花山天皇の時の年号。983年4月15日〜985年4月27日。
えいがものがたり【栄花物語/栄華物語】
平安時代の歴史物語。40巻(正編30巻、続編10巻)。作者については正編が赤染衛門(あかぞめえもん)とする説が有力。続編については出羽弁といわれるが未詳。正編30巻は万寿5〜長元7年(1028〜...
えいきゅう【永久】
平安後期、鳥羽天皇の時の年号。1113年7月13日〜1118年4月3日。
えいきゅうひゃくしゅ【永久百首】
平安後期の歌集。2巻。永久4年(1116)鳥羽天皇の勅命で藤原仲実ほか6人が編集。百首の和歌を収録。永久四年百首。堀河院後度百首。堀河院次郎百首。
えいきょう【永享】
室町中期、後花園天皇の時の年号。1429年9月5日〜1441年2月17日。