ふせ‐ぬい【伏せ縫い】
1 和裁で、縫い代(しろ)を一方に折り倒し、表側に針目が目立たないように、押さえ縫いすること。 2 (「伏せ繍い」とも書く)日本刺繍(ししゅう)で、布地の上に太い糸を置き、同色の細い糸でとじ付け...
ふと【太】
1 太いこと。太っていること。「庄野の—の、およねが俵腰に食ひついて」〈浄・丹波与作〉 2 「太棹(ふとざお)」の略。 3 名詞の上に付いて、太い意を表す。「—腹」「—物」 4 神や天皇などに関...
ふと‐いと【太糸】
1 いく本もより合わせた太い糸。 2 絹糸で、玉糸・熨斗糸(のしいと)の称。 3 綿糸で、20番手より太い糸。
ふと‐ざい【太材】
太い木材。大きな直径の丸太材、また、幅も厚さも大きな角材などをいう。
ふと‐ざお【太棹】
1 三味線の種類の一。棹の太さによって3種に分けたうちの最も太いもの。胴も大きく、また弦も太い。義太夫節などに用いられる。→中棹(ちゅうざお) →細棹(ほそざお) 2 義太夫節の異称。
ふと‐じ【太字】
線の太い文字。⇔細字。
ふと‐ぬの【太布】
太い糸で粗く織った布。
ふと‐ばし【太箸】
太い箸。新年の祝いの食膳に用いる太い白木の箸。雑煮箸。《季 新年》「—や頰燃えて侍す吾子二人/波郷」
ふと‐ぶと【太太】
[副](スル)いかにも太いさま。太く感じられるさま。「毛筆による—(と)した文字」
ふと‐め【太め】
[名・形動]いくらか太いこと。太り気味であること。また、そのさま。「—な(の)ズボン」⇔細め。