かぞく‐ほう【家族法】
民法の親族法・相続法の総称。夫婦・親子・相続など家族関係を規律する法。→身分法
かた‐あて【肩当て/肩宛】
1 物を担ぐとき肩に当てるもの。 2 単(ひとえ)の長着の衿肩まわりや肩の部分を丈夫にするため、肩の裏側につける布。 3 寝るとき肩に当てて冷えるのを防ぐ布。 4 具足の肩上(わたがみ)の下の襟...
かた・げる【担げる】
[動ガ下一][文]かた・ぐ[ガ下二]《「かた(肩)」の動詞化》 1 肩にのせる。になう。かつぐ。「錆びた鋸と桑剪(き)り鋏とを—・げた彼が」〈佐藤春夫・田園の憂鬱〉 2 負担する。また、負かされ...
かた‐ぞう【堅蔵】
[名・形動]きまじめで、男女間の機微などを理解しないことやそのさまを人名めかしていう語。かたじん。かたぶつ。「坂本は極めて率直な男で、—であるが」〈独歩・夫婦〉
かたち【形/容】
1 見たり触れたりしてとらえることができる、物の姿・格好。物体の外形。「山の美しい—」「影も—も見えない」 2 ㋐まとまり整った状態をもって表にあらわれた、物事の姿。形態。「合議制の—をとる」「...
かた‐ばたらき【片働き】
夫婦のどちらか一方だけが働いて生計を立てること。「—世帯」→共働き
かため【固め】
1 堅固にすること。また、確実にすること。「票の—に入る」 2 かたい約束。契り。「夫婦の—をする」 3 警備。守護。「列侯へ海岸の—を命ぜられる」〈条野有人・近世紀聞〉
かたらい【語らい】
1 互いの気持ちや考えを話し合うこと。「親子の—」 2 男女が契りを交わすこと。また、情交。「二人が之れほどの—とは知らずに、…嫁にやったは悪かった」〈左千夫・野菊の墓〉 3 説得して仲間に引き...
かだ・む【奸む/姧む/佞む】
[動マ四]《「かたむ」とも》 1 悪事をたくらむ。あざむく。「詐(いつは)り—・める心をもちて」〈続紀宣命・二八詔〉 2 姦淫(かんいん)する。「今の夫に—・み婚(つる)びて」〈霊異記・中〉
かだゆう‐ぶし【嘉太夫節】
古浄瑠璃の一派で、延宝(1673〜1681)のころ、宇治嘉太夫(加賀掾(かがのじょう))が創始。優美な節配りと軟らかな語り出しで、京都で人気を博した。加賀節。宇治嘉太夫節。