よう【夭】
[音]ヨウ(エウ)(呉)(漢) 1 若く、みずみずしい。「夭桃・夭夭/桃夭」 2 若死にする。「夭逝・夭折/寿夭」
よう‐し【夭死】
[名](スル)年が若いうちに死ぬこと。わかじに。夭折。「—してとくの昔になくなったが」〈寅彦・読書の今昔〉
よう・する【夭する】
[動サ変][文]えう・す[サ変]年が若くて死ぬ。若死にする。「保の四女紅葉が…二十八日に—・した」〈鴎外・渋江抽斎〉
よう‐せい【夭逝】
[名](スル)「夭折(ようせつ)」に同じ。「—した画家を悼む」
よう‐せつ【夭折】
[名](スル)年が若くて死ぬこと。若死に。早世。夭逝(ようせい)。夭死。「—した詩人」
よう‐とう【夭桃】
美しく咲いた桃の花。若い女性の容色の形容に用いる。桃夭。「御齢已に二八にして…、—の春を傷める粧ひ」〈太平記・一〉
よう‐よう【夭夭】
[ト・タル][文][形動タリ]若若しく美しいさま。顔色が穏やかでのびのびしているさま。「桃の—たる時節にはあらねども」〈鉄腸・花間鶯〉