きれいなひと【きれいな人】
高橋たか子の長編小説。平成15年(2003)刊。第45回毎日芸術賞受賞。
き‐れつ【奇列】
奇数番目にあたる列。⇔偶列。
き‐ろん【奇論】
人の意表をつく、変わった意見・説。
き‐わ【奇話】
珍しくて変わった話。奇談。
奇(き)を衒(てら)・う
わざと普通と違っていることをして人の注意を引こうとする。「—・った表現」 [補説]「奇を狙(ねら)う」とするのは誤り。
く・し【奇し】
[形シク]神秘的である。不思議である。「—・しき邂逅(かいこう)」→奇(く)しき →奇(く)しくも
くしき【奇しき】
[連体]《形容詞「くし」の連体形から》不思議な。霊妙な。「—縁(えにし)」
くしく‐も【奇しくも】
[副]《形容詞「くし」の連用形+係助詞「も」から》偶然にも。不思議にも。「—その誕生日に世を去った」
くしなだ‐ひめ【奇稲田姫/櫛名田比売】
日本神話の女神で、脚摩乳(あしなずち)と手摩乳(てなずち)の娘。八岐大蛇(やまたのおろち)のいけにえとなるところを、素戔嗚尊(すさのおのみこと)によって助けられ、その妻となった。稲田姫。
くしび【霊び/奇び】
[名・形動ナリ]《動詞「くしぶ」の連用形から》不思議なこと。霊妙なこと。また、そのさま。「未だかく—に異(あや)しき児有らず」〈神代紀・上〉