あの‐ひと【彼の人】
[代] 1 三人称の人代名詞。話し手・聞き手から離れた人をさす。女性から自分の恋人や夫をさしてもいう。 2 二人称の人代名詞。近世、対等以下の人をさして用いた。「これこれ、—一荷皆買ふが幾らだ」...
あば‐ずれ【阿婆擦れ】
悪く人ずれしていて、厚かましいこと。また、そういう女。すれっからし。もとは男女いずれにも使った。 [補説]「阿婆」は当て字。
アバトーン【至高聖所】
松村栄子の短編小説。とある学園都市を舞台に、寮でルームメイトになった二人の女子大学生のキャンパスライフを描く。平成3年(1991)、雑誌「海燕」に掲載。第106回芥川賞受賞。
あばばばば
芥川竜之介の短編小説。大正12年(1923)12月、雑誌「中央公論」に発表。著者自身がモデルとされる保吉ものの作品のひとつ。たばこ屋の若い女店員が母となった姿に対し、主人公が抱く感慨を描く。
アバヤ【(アラビア)abaya】
イスラム教徒の女性が着用する、丈の長い黒色の上着。ふつうヘジャブやニカブと組み合わせて用いる。アバーヤ。
あばら【荒ら/疎ら】
[形動][文][ナリ] 1 荒れ果てたさま。「女はそのまま—な板敷のうえにいつまでも泣き伏していた」〈堀辰雄・曠野〉 2 すきまだらけのさま。まばら。「うしろ—になりにければ、力及ばで引き退く...
あば・る【荒る】
[動ラ下二]荒れ果てる。荒廃する。「女の一人住む所は、いたく—・れて」〈枕・一七八〉
あばれはっちゃく
山中恒による児童文学作品のシリーズ名。昭和45年(1970)から昭和47年(1972)にかけて「よみうり少年少女新聞」で連載。単行本は昭和52年(1977)刊行。テレビドラマ化され、人気を博した。
アファール‐ていち【アファール低地】
《Afar depression》アフリカ東部の大地溝帯が形成する低地。エリトリア、ジブチ、ソマリアの一部からエチオピア北東部に広がる三角形の地域で、その大部分にダナキル砂漠が広がる。アワッシュ...
アフ‐ビナプ【Ahu Vinapu】
南太平洋の東部、チリ領のイースター島南部にある遺跡。アフとよばれる長方形をした石造の構築物であり、祭壇として使われたと考えられている。隙間なく積まれた石組みと、女性と思われるモアイ像が残っている。