こく‐ど【黒奴】
1 黒人の奴隷。〈和英語林集成〉 2 黒色人種を卑しめていう語。
こぼり‐あんぬ【小堀杏奴】
[1909〜1998]随筆家・小説家。東京の生まれ。森鴎外の次女、茉莉の妹。画家小堀四郎の妻。著作に、父鴎外の思い出を描いた「晩年の父」のほか、小説「春のかぎり」など。
こ‐やつ【此奴】
[代]三人称の人代名詞。「こいつ」よりもやや古い言い方で、話し手の近くの人をののしったり、ぞんざいにいったりする場合に用いる。
さんした‐やっこ【三下奴】
「三下1」に同じ。
さんぴん‐やっこ【三一奴】
「三一侍(さんぴんざむらい)」に同じ。
しゃつ【奴】
[代]三人称の人代名詞。第三者をののしっていう語。あいつ。きゃつ。やつ。「—ここへ引き寄せよ」〈平家・二〉
しゅせん‐ど【守銭奴】
金をため込むことばかりに執心する、けちな人。 [補説]戯曲名別項。→守銭奴
しゅせんど【守銭奴】
《原題、(フランス)L'Avare》モリエールの戯曲。5幕。1668年初演。守銭奴アルパゴンが息子や娘に金のための結婚をさせ、自分は息子の恋人と再婚しようとして引き起こす、こっけいな騒動を描いた...
しん‐ど【神奴】
昔、神社に隷属して雑役に従事した者。かみやつこ。
脛脛(すねはぎ)の伸(の)びた奴(やつ)
背が高いばかりで、役に立たない者をののしっていう言葉。「やいそこな—ぢゃと仰せて御座る程に」〈鷺流狂・萩大名〉