こう‐じつ【好日】
よい日。好ましい日。晴れて気持ちのよい日や平穏な日。「日々是(これ)—」
好事(こうじ)魔(ま)多(おお)し
《「琵琶記」幾言諫父から》よいことにはじゃまが入りやすい。 [補説]「好事、魔、多し」と区切る。
好事(こうじ)も無(な)きに如(し)かず
《「巌棲幽事」から》たとえよいことでも、それがあれば煩わしいので、むしろ何事もないほうがよい。
好事(こうじ)門(もん)を出(い)でず
《「北夢瑣言(ほくむさげん)」から》よい行いは、なかなか世間に伝わらない。 [補説]「悪事千里を行く(走る)」と対で使われることが多い。→悪事千里を走る
こう‐じゅんかん【好循環】
ある事柄がよい状態を生んで、それがまたよい結果につながり、好ましい関係が繰り返されること。「経済の—を生み出す」
こう‐じょう【好情】
よい感情。好意。
こう‐じょうけん【好条件】
ある目的にかなう都合のよい条件。有利な条件。「—を提示する」
こう‐じんぶつ【好人物】
気だてのよい人。善人。お人よし。
こう‐ず【好事】
珍しい変わった物事を好むこと。また、風流を好むこと。物好き。こうじ。「余裕ある人に共通な—を道楽にしている」〈漱石・門〉
こうず‐か【好事家】
物好きな人。また、風流を好む人。