いか‐が【如何】
《「いかにか」の音変化》 [形動][文][ナリ]成り行きや結果を危ぶむさまを表す。どのよう。「その考え方は—なものか」 [副] 1 状態・意見などについてたずねるさま。どう。どのように。「御...
いかが‐し・い【如何しい】
[形][文]いかが・し[シク]《「いかが」の形容詞化》 1 どうであろうかと疑われる。不安だ。いかがわしい。「アマリ—・イカライタシマセン」〈和英語林集成〉 「内々(ないない)のことを、他人中(...
如何(いかが)せ◦む
1 どうしよう。「奈良坂にて人にとられなば—◦む」〈更級〉 2 どうしようもない。やむをえない。「夜鳴かぬもいぎたなき心地すれども、今は—◦む」〈枕・四一〉
如何(いかが)なものか
いったいどのようなものだろうか。婉曲な疑問・批判の表現。「言いたいことはわかるが、その言い方は—」
いかが‐は【如何は】
[連語] 1 強い疑問を含んだ推量を表す。どんなに…か。「この家にて生まれし女児(をんなご)の、もろともに帰らねば、—悲しき」〈土佐〉 2 反語を表す。どうして…か。「君の仰せ言をば—背くべき」...
如何(いかが)はせ◦む
「如何せむ」を強めた言い方。「さるさがなきえびす心を見ては、—◦むは」〈伊勢・一五〉 「命死なば—◦む」〈竹取〉
いかがわし・い【如何わしい】
[形][文]いかがは・し[シク] 1 本当かどうか疑わしい。物事の内容、人の正体などが、あやしげだ。信用できない。「—・い品」「—・い人物」 2 下品でよくない。風紀上よくない。「—・い映画」 ...
いか‐さま【如何様】
[名・形動]いかにも本当らしく見せかけること。また、そのさまや、そのもの。いんちき。「—をやる」「—ばくち」「随分—な人物だと」〈宙外・独行〉 [副] 1 自分の考えがまちがっていないはずだ...
いかさま‐し【如何様師】
詐欺(さぎ)を常習とする者。詐欺師。ぺてん師。
いかさま‐もの【如何様物】
いかにも本物らしく見せかけた物。まがいもの。にせもの。