にょい‐りん【如意輪】
「如意輪観音」に同じ。
にょいりん‐かんのん【如意輪観音】
《(梵)Cintāmaṇi-cakraの訳》六観音・七観音の一。法輪をもって一切の願望を満たし、苦しみを救う。形像は頭頂に宝荘厳があり、多くは六臂(ろっぴ)で、如意宝珠と宝輪などを持つ。
にょいりん‐じ【如意輪寺】
奈良県吉野郡吉野町にある浄土宗の寺。山号は塔尾山。開創は延喜年間(901〜923)、開山は日蔵道賢。のち、南朝の勅願寺。楠木正行(くすのきまさつら)ら一族が出陣にあたり、名を本堂の壁板に記し、辞...
にょ‐げん【如幻】
仏語。幻のようにはかないこと。無常のたとえ。
にょ‐じつ【如実】
1 現実のままであること。事実のとおりであること。「被災地の惨状を—に物語る写真」 2 仏語。 ㋐教えの真実や道理にかなっていること。 ㋑真如(しんにょ)。
にょじつ‐ちけん【如実知見】
仏語。現実をありのままに見抜くこと。
にょ‐ぜ【如是】
《(梵)evamの訳》仏語。 1 かくのごとく、このように、の意。経典の冒頭に記される語。 2 「十如是(じゅうにょぜ)」の略。
にょぜ‐がもん【如是我聞】
仏語。このように私は聞いた、の意。経典の冒頭に記される語。経典中の釈迦(しゃか)の言動を、経蔵の編集者とされる阿難が聞いたことを示す言葉。
にょ‐ほう【如法】
[名・形動] 1 仏語。仏の教法にかなっていること。 2 文字どおりであること。また、そのさま。「—の闇」 3 穏やかであること。柔和であること。また、そのさま。「—なる気もまる額、にこやかに」...
にょほう‐あんや【如法暗夜】
全くのやみよ。まっくらやみ。