め【女/妻】
《「男(お)」に対する語》 1 女性。おんな。「吾(あ)はもよ—にしあれば」〈記・上・歌謡〉 2 配偶者、または愛人としての女性。妻。「年頃あひ馴れたる—」〈伊勢・一六〉 3 (「雌」「牝」とも...
め‐あわ・す【妻合(わ)す/妻す】
[動サ五(四)]「妻合(めあ)わせる」に同じ。「義妹を親友に—・す」 [動サ下二]「めあわせる」の文語形。
め‐あわ・せる【妻合(わ)せる/妻せる】
[動サ下一][文]めあは・す[サ下二]妻として添わせる。嫁入りさせる。「娘を—・せる」
め‐お【女男/妻夫】
女と男。また、妻と夫。めおとこ。「—分れざるとき」〈神代紀・上〉
め‐おと【夫婦/妻夫/女夫】
《「めおとこ(女男)」の音変化か》夫と妻。ふうふ。みょうと。「—の契りを交わす」「—になる」
め‐がたき【女敵/妻敵】
自分の妻を寝取った男。姦夫(かんぷ)。間男。
めがたき‐うち【女敵討ち】
間男を討ちとること。「—は天下のお許し」〈浄・反魂香〉
め‐がね【妻がね】
妻にしたいと思ってきた人。「己(お)のが—を人に欲らせしめてはありなむや」〈宇津保・あて宮〉
め‐がみ【女神】
女性の神。⇔男神(おがみ)。「勝利の—がほほえむ」「自由の—」 [補説]日本神話では特に伊弉冉尊(いざなみのみこと)を指し、「陰神」「妻神」とも書く。
め‐ぎみ【女君/妻君】
貴人または他人の妻や娘を敬っていう語。おんなぎみ。「宇治の大将の浮舟の—のやうにこそあらめ」〈更級〉