始末(しまつ)に負(お)え◦ない
どうしようもない。処理できない。手に負えない。「—◦ないいたずらっ子」
しまつ‐や【始末屋】
1 常に節約を心がけて、むだをしない人。倹約家。しまりや。 2 江戸時代、遊女屋で無銭遊興した客の代金取り立てを業とした者。「—と知らずお袋馳走をし」〈柳多留・九八〉
始末(しまつ)を付(つ)・ける
きちんと処理をする。締めくくりをつける。「もめごとの—・ける」
はじまら◦ない【始まらない】
[連語]《動詞「はじ(始)まる」の未然形+打消しの助動詞「ない」》⇒始まる5
はじまり【始まり/初まり】
1 はじまること。また、はじまった時期。「授業の—を知らせるベル」「事件の—は一年前だ」 2 物事の起こり。起源。「近代医学の—」
はじま・る【始まる】
[動ラ五(四)] 1 物事が行っていない状態から行う状態になる。行われだす。「勤めは朝九時に—・る」「工事が—・る」⇔終わる。 2 新しく起こる。新たに発生する。「戦争が—・る」 3 起因する。...
はじ・む【始む】
[動マ下二]「はじめる」の文語形。
はじめ【始め/初め】
1 はじめること。また、はじめた時期。「勤め—」「タバコの吸い—」⇔終わり。 2 物事の起こり。起源。「国の—」 3 物事を行う最も早い時期。最初のころ。副詞的にも用いる。「五月の—」「何をする...
初(はじ)め有(あ)らざるなし克(よ)く終(お)わり有(あ)る鮮(すくな)し
《「詩経」大雅・蕩から》物事をするのに、初めはだれでも計画を立てて一生懸命にやるが、それを最後までやりとげる者は少ない。
始(はじ)めありて終(お)わりなし
《「晋書」劉聡載記から》最初は踏むべき道を踏んでいるが、最後まで全うしないこと。すなわち、事を始めたが成就しないこと。小人の志の堅固でないことをいう。