はな‐の‐すがた【花の姿】
1 花の咲くありさま。「秋霧の晴れて曇ればをみなへし—ぞ見え隠れする」〈古今・雑体〉 2 花のように美しい姿。「空しき野辺に送りすて、—も煙となる」〈伽・鉢かづき〉
はれ‐すがた【晴(れ)姿】
1 晴れ着を着た姿。「振袖の—」 2 儀式などの、おおやけの場所に出たときの姿。「息子の—を見て感激する」
ふう‐し【風姿】
1 姿。かたち。みなり。風采。 2 和歌・連歌・能楽などの芸術的美を表現した姿。風体(ふうてい)。「見所より見る所の—は我が離見なり」〈花鏡〉
へんろ‐すがた【遍路姿】
遍路をするときの服装。白木綿の衣服に菅笠(すげがさ)・手っ甲・脚絆(きゃはん)・草鞋(わらじ)をつけ、頭陀袋(ずだぶくろ)をかけて、手に数珠(じゅず)・鈴・金剛杖などを持つ。
まびろけ‐すがた【真広け姿】
くつろいで、衣服をはだけて着ている姿。しどけない姿。「—もをかしう見ゆ」〈枕・一九一〉
むしゃ‐すがた【武者姿】
武者が鎧(よろい)や兜(かぶと)などを身につけた姿。
やさ‐すがた【優姿】
しとやかで優しい姿。優美な姿。「お嬢様の—に見惚(みと)れ」〈円朝・怪談牡丹灯籠〉
やつれ‐すがた【窶れ姿】
やせ衰えた姿。また、みすぼらしいかっこう。
ゆう‐し【勇姿】
いさましい姿。「日本選手団の—」
ゆう‐し【雄姿】
雄々しく堂々とした姿。雄壮な姿。