ぎわく【疑惑】
近松秋江の小説。大正2年(1913)発表。家を出ていった妻を捜し求める男の姿を描く。「別れたる妻に送る手紙」の続編。
くう【空】
[名] 1 天と地との間。大空(おおぞら)。空間。「—を切る」「—をつかむ」 2 《(梵)śūnyaの訳。うつろであること、ない、の意》仏語。すべての事物はみな因縁によってできた仮の姿で、永久...
くうかん‐しき【空間識】
空間における自己の位置・方向・姿勢などの正しい認識。
くうかんしき‐しっちょう【空間識失調】
空間識に混乱が生じた状態。雲中や夜間の飛行中に、姿勢・位置・速度を正しく認識できなくなる状態。バーティゴ。
くうかんにんしき‐りょく【空間認識力】
三次元空間における物体の状態や関係(位置・方向・形状・姿勢・間隔・速度など)を、すばやく正確に把握する能力。平面図から立体的な空間を想像したり、球技で飛んでくるボールの軌道を瞬時に把握したりする...
くうき‐いす【空気椅子】
椅子のない状態で、椅子に腰掛けているかのような姿勢を保つこと。また、その運動。
くう‐そう【空相】
仏語。一切のものがすべて空であるという、その姿やありさま。
くおん‐じつじょう【久遠実成】
仏語。法華経(ほけきょう)思想の一。釈迦仏がこの世に生まれたのは仮の姿にすぎず、永遠の昔に悟りを開き成仏して限りない時間を人々の教化に尽くしてきたと説くもの。久成正覚(くじょうしょうがく)。
くがつのそら【九月の空】
高橋三千綱の小説。剣道を通じ成長する高校生の姿を描く。昭和53年(1978)発表。同年、第79回芥川賞受賞。
くぐ・る【潜る】
[動ラ五(四)]《古くは「くくる」とも》 1 物の下や狭い間・中を、姿勢を低くして通って向こう側へ出る。また、門やトンネルなどを通り抜ける。「暖簾(のれん)を—・って店に入る」「障害物競走ではし...