お‐とり【囮/媒鳥】
《「おきとり(招き鳥)」の音変化か》 1 鳥や獣を捕らえようとするとき、誘い寄せるために使う同類の鳥・獣。《季 秋》「椋(むく)の木に—掛けたり家の北/子規」 2 相手を誘い寄せるために利用する...
なか‐だち【仲立ち/中立ち/媒】
[名](スル) 1 双方の間に立って事をとりもつこと。また、その人。媒介。仲介。仲立て。「知人の—で見合いする」「和解のために—する」 2 他人間の商行為の媒介をすること。
なこうど【仲人/媒人】
《「なかびと」の音変化》中に立って橋渡しをする人。特に、結婚の仲立ちをする人。媒酌人。月下氷人(げっかひょうじん)。ちゅうにん。
ばい【媒】
[常用漢字] [音]バイ(漢) [訓]なこうど 1 結婚をとりもつ。なこうど。「媒酌/良媒」 2 仲立ちをする。「媒介・媒体/鳥媒花」 3 仲立ちとなるもの。「触媒・溶媒・霊媒」
ばい‐かい【媒介】
[名](スル) 1 両方の間に立って、なかだちをすること。とりもつこと。「虫が伝染病を—する」 2 ヘーゲル哲学で、存在や認識が他のものによって条件づけられて成り立っていること。
ばいかい‐しゃ【媒介者】
1 なかだちをする人。とりもち役。 2 病原体や寄生虫を、ある宿主から他の宿主へ媒介する生物。マラリア病原虫を媒介する蚊、狂犬病ウイルスを媒介する犬などをさす。ベクター。媒介動物。
ばいかい‐どうぶつ【媒介動物】
⇒媒介者2
ばいかい‐へんすう【媒介変数】
変数の間の関数関係を、間接に表すために用いる変数。関数x=f(t)とy=g(t)とからxとyとの関数関係が定まるときのtのこと。パラメーター。径数。母数。助変数。
ばい‐がいねん【媒概念】
⇒中概念(ちゅうがいねん)
ばい‐ごう【媒合】
男女の仲を取り持つこと。また、売春婦などを斡旋(あっせん)すること。「密(ひそか)に売淫をなし、お浪は其の—をなしたるものに付き」〈木下尚江・良人の自白〉