ほう‐じ【邦字】
日本の文字。漢字とかな。国字。「—新聞」
ほう‐じ【鳳字】
《「世説新語」簡傲から》「鳳」の字を二つに分けると「凡」「鳥」となるところから、才能のない平凡な人物をあざけっていう語。
ほそ‐じ【細字】
肉の細い文字。⇔太字。
ほ‐の‐じ【ほの字】
《「ほれる」の語頭字「ほ」から》惚(ほ)れること。「彼は受付の女性に—らしい」
ほ‐もじ【ほ文字】
「干(ほ)し飯(いい)」をいう女房詞。
ほん‐じ【本字】
1 仮名文字に対して、漢字。真名(まな)。 2 略字・俗字などに対して、正体の漢字。正字。 3 ある漢字のもととなった漢字。
ほん‐じ【翻字】
[名](スル)ある文字体系で書かれたものを、他の文字体系を使って書き換えること。「キリシタン文献を漢字カタカナまじりに—する」
ぼく‐じ【墨字】
墨で書いた文字。
ぼろん‐じ【梵論字/梵論師】
「ぼろ(梵論)」に同じ。
ぼん‐じ【梵字】
古代インドでサンスクリット語を書くのに用いたブラーフミー文字と、その系統の文字の総称。その起源は北セム系文字。→悉曇(しったん)