わ‐いん【和韻】
漢詩で、他人の詩に和し、同一の韻を用いて詩を作ること。原作と同一の字を同一の順に用いる次韻、順にこだわらずに用いる用韻、同一の韻に属する他の字を用いる依韻の3体がある。
わえいごりんしゅうせい【和英語林集成】
日本最初の和英辞典。1冊。ヘボン著。初版は慶応3年(1867)刊。再版は明治5年(1872)刊。明治19年(1886)の第3版に用いたつづり方がヘボン式ローマ字綴り方。「日葡(にっぽ)辞書」など...
わ‐おん【和音/倭音】
1 日本流の漢字音。平安時代までは、正音とされた漢音に対して呉音系の音をいう。また、漢音・呉音以外の慣用音をいうこともある。 2 (和音)二つ以上の高さの異なる音が同時に鳴るときの合成音の響き。...
わかん‐しょ【和漢書】
1 和書と漢籍。 2 図書館の分類で、ローマ字書きの洋書に対して、漢字・仮名書きの本。
わ‐かんむり【ワ冠】
漢字の冠の一。「冗」「冠」などの「冖」の称。片仮名の「ワ」に似ているのでいう。ひらかんむり。
わく【惑】
[常用漢字] [音]ワク(呉) [訓]まどう 1 心が何かにとらわれて正しい判断ができなくなる。まどう。まどわす。「惑乱/疑惑・幻惑・眩惑(げんわく)・蠱惑(こわく)・困惑・当惑・不惑・魅惑・迷...
わく【或】
[人名用漢字] [音]ワク(呉) [訓]あるいは ある あるは ある人。ある。「或体・或問」 [難読]或者(あるいは・もしくは)
わ‐くん【和訓/倭訓】
漢字・漢語に和語を当てて読むこと。また、その読み方。国訓。訓。
わごくへん【倭玉篇/和玉篇】
室町中期の漢和字書。3巻。編者・成立年未詳。漢字を部首により分類、片仮名で音訓を示す。わぎょくへん。
わさ‐さ【早酒/醅】
醸造したまま、まだ火入れをしていない新酒。まだ、漉(こ)してない酒。わさざけ。〈色葉字類抄〉