おくりび【送り火】
高橋弘希の小説。平成30年(2018)、雑誌「文学界」5月号に掲載。都会から青森県の廃校直前の中学に転校してきた少年を主人公に、陰湿ないじめと暴力に支配された中学生たちの閉鎖的な世界を描く。第1...
おしゃべりないぬ【おしゃべりな犬】
玄月の小説。平成14年(2002)「文学界」に発表。著者初の長編作品。
おちばこぞう【落葉小僧】
南木佳士の短編小説、および同作を表題作とする小説集。作品は平成元年(1989)3月「文学界」誌に掲載。作品集は平成2年(1990)刊行で、ほかに「ニジマスを釣る」「金印」などの作品を収録。
オブ‐ザ‐ベースボール【オブ・ザ・ベースボール】
円城塔の小説。平成19年(2007)、第104回文学界新人賞受賞。
オリンポスのかじつ【オリンポスの果実】
田中英光の小説。昭和7年(1932)のロサンゼルスオリンピックにボート選手として参加した、著者自身の経験をもとに書かれた青春小説。昭和15年(1940)「文学界」誌に発表。同年、第7回池谷信三郎...
かいごにゅうもん【介護入門】
モブ・ノリオの小説。寝たきりの祖母を介護した作者の実体験をもとにした私小説。平成16年(2004)、第98回文学界新人賞、第131回芥川賞受賞。
かいどうとうせい【海道東征】
阪田寛夫の短編小説。昭和61年(1986)、雑誌「文学界」に発表。翌昭和62年(1987)、第14回川端康成文学賞受賞。 北原白秋の詩、信時潔作曲による交声曲。昭和15年(1940)の皇紀...
かせき‐せんそう【化石戦争】
19世紀末、米国の二人の古生物学者エドワード=コープとオスニエル=マーシュの間で繰り広げられた恐竜化石の発掘競争。北アメリカ西部において、トリケラトプス・アロサウルス・ステゴサウルスなど多種の化...
かなめ‐いし【要石】
1 茨城県鹿島(かしま)神宮の境内にある石。根が深いところから、地震をしずめるとされる。 2 ある物事の中心となる重要な場所や人など。「医学界の—として重きをなす」 3 石・煉瓦造りのアーチの最...
かべ【壁】
安部公房の小説。3部からなる。昭和26年(1951)発表、第1部の「S・カルマ氏の犯罪」は同年芥川賞を受賞。 岡松和夫の小説。昭和34年(1959)、文学界新人賞受賞。