ウィーナー‐かてい【ウィーナー過程】
米国の数学者N=ウィーナーが考案した時間的に連続な確率過程。ブラウン運動の数学的モデルであるほか、熱力学の拡散過程、電子工学のノイズ理論、金融工学のブラックショールズの方程式など、純粋数学・応用...
ウィーン‐がくだん【ウィーン学団】
1920年代後半に哲学者シュリックを中心としてウィーンで結成された、主に社会科学者・自然科学者などの一団。形而上学の解消や哲学の科学化を目ざし、実証主義と記号論理学を結びつけ論理実証主義の進展に...
ウィーン‐の‐へんいそく【ウィーンの変位則】
1893年にドイツの物理学者ウィーンが発見した、黒体からの熱放射(黒体放射)に関する法則。黒体の絶対温度をTケルビン、放射のエネルギー密度が最大になる波長をλ(ラムダ)メートルとすると、λT=0...
ウィーン‐の‐ほうしゃほうそく【ウィーンの放射法則】
1896年にドイツの物理学者ウィーンが導いた、黒体からの熱放射(黒体放射)に関する法則。または振動数分布を表す公式をさす。短波長(高振動数)側では実験データを精度よく再現できるが、長波長(低振動...
ウェゲナー‐にくがしゅしょう【ウェゲナー肉芽腫症】
《Wegener's granulomatosis》多発血管炎性肉芽腫症の旧称。ドイツの病理学者の名から。2012年に現名称に改められた。 [補説]医学では肉芽腫は「にくげしゅ」という。
ウェルウィッチア【(ラテン)Welwitschia】
ウェルウィッチア科の裸子植物。一属一種で、アフリカ南西部の砂漠地帯に分布。雌雄異株。2、3メートルの長大な葉を広げる。幹は短く肥大、花は球状につく。1860年、植物学者フリードリヒ=ウェルウィッ...
ウェルトハイマー【Max Wertheimer】
[1880〜1943]ドイツの心理学者。ナチスの迫害を受け、1933年に米国へ移住。ゲシュタルト心理学の創設者の一人。著「運動視の実験的研究」など。
ウェルナー【Heinz Werner】
[1890〜1964]米国の心理学者。オーストリア生まれ。1933年渡米。文明人と未開人の比較研究を行い、現代発達心理学の基礎を築いた。著「発達心理学入門」など。
ウェルニッケ‐や【ウェルニッケ野】
《Wernicke's area》人の脳の領域の一部。新皮質の左側頭葉に位置する。聴覚性言語中枢があり、音声言語を理解する役割をもつ。この領域を損傷すると発話は流暢だが言い間違いが多く、他人が発...
ウェード【Thomas Francis Wade】
[1818〜1895]英国の外交官・中国語学者。中国語の漢字音をローマ字で表記する「ウェード式ローマ字表記法」を考案。