わがく‐しゃ【和学者】
和学の学者。国学者。「世間の儒者—などの」〈福沢・学問のすゝめ〉
わたしのアンネフランク【私のアンネフランク】
松谷みよ子の児童文学作品。昭和54年(1979)刊。戦争の悲惨を描く「直樹とゆう子の物語」シリーズの第3作。第20回日本児童文学者協会賞受賞。
わたしのみたしょうわのしそうとぶんがくのごじゅうねん【私の見た昭和の思想と文学の五十年】
小田切秀雄の文学エッセー。昭和63年(1988)刊。昭和史の中の文学者・事件・作品について、著者自身の青年期の回想を交えつつ語る。第42回毎日出版文化賞受賞。
わたせ‐せん【渡瀬線】
動物地理区の境界線の一。屋久島・種子島と奄美(あまみ)大島との間の七島灘に東西に引かれる、日本列島における旧北区・東洋区の境界線。大正元年(1912)動物学者の渡瀬庄三郎が哺乳類などの分布の違い...
わだちベニオフ‐めん【和達ベニオフ面】
プレート境界で沈み込む海洋プレートの深部境界面。300キロメートル以深で発生する深発地震の震源は大陸側に斜めに深くなるように分布し、ほぼこの境界面に一致する。日本の地震学者和達清夫と米国の地球物...
ワトソン【John Broadus Watson】
[1878〜1958]米国の心理学者。行動主義を提唱し、従来までの内観法に対して、客観的に観察できる刺激と反応の関係を研究すべきことを主張。著「行動主義」など。
わらわ・せる【笑わせる】
[動サ下一][文]わらは・す[サ下二] 1 相手が笑うように仕向ける。「冗談で人を—・せる」 2 軽蔑・嘲笑(ちょうしょう)に値することである。人をあざけって使う。「あいつが学者だなんて、全く—...
我(われ)思(おも)う故(ゆえ)に我(われ)在(あ)り
《(ラテン)Cogito, ergo sum》フランスの哲学者デカルトの言葉。すべての意識内容は疑いえても、意識そのもの、意識する自分の存在は疑うことができない。コギト‐エルゴ‐スム。
われまど‐りろん【割れ窓理論/破れ窓理論】
窓ガラスを割れたままにしておくと、その建物は十分に管理されていないと思われ、ごみが捨てられ、やがて地域の環境が悪化し、凶悪な犯罪が多発するようになる、という犯罪理論。軽犯罪を取り締まることで、犯...
われらをとりまくうみ【われらをとりまく海】
《原題The Sea Around Us》米国の海洋生物学者カーソンの著書。1951年刊。海洋生物の生態を描く。別邦題「われらをめぐる海」。