きぜん‐げん【既然言】
国文法でいう已然形(いぜんけい)の古い言い方。江戸末期の国学者鈴木重胤(すずきしげたね)の用語。
キップ‐の‐そうち【キップの装置】
オランダの化学者キップ(Kipp)が発明した、固体物質と液体物質を反応させて連続的に気体を発生させるガラス製の装置。実験室で二酸化炭素・硫化水素などを発生させるのに使用。
きのう‐ご【機能語】
《function word》米国の言語学者C=C=フリーズ(Fries(1887〜1967))の用語。語彙(ごい)的意味をほとんど担わず、主に統語的関係を示す非自立語。前置詞・接続詞・助動詞・...
き‐もん【崎門】
儒学者、山崎闇斎(やまざきあんさい)の門下。
キャッスルマン‐びょう【キャッスルマン病】
リンパ節が慢性的に腫大する病気。インターロイキン6というサイトカインが過剰に放出され、発熱・倦怠感・食欲不振・体重減少・発疹などの症状を引き起こす。1956年に米国の病理学者キャッスルマンが初め...
キャンドル‐ろ【CANDLE炉】
第四世代原子炉の一つ。動作原理は進行波炉に似る。工学者の関本博が独自に考案した。 [補説]CANDLEは、Constant Axial shape of Neutron flux, nuclid...
きゅう‐そだい【窮措大】
《「措大」は学者・書生の意》貧乏な学者や書生。「今迄はわからずやの—の家に養われて」〈漱石・吾輩は猫である〉
きょういくてつがくし【教育哲学史】
米国の教育学者、ベンネットの講義録を山県悌三郎が翻訳、注釈をつけ出版したもの。明治20年(1887)刊。
きょういく‐バウチャーせいど【教育バウチャー制度】
《「バウチャー」は引換券・割引券の意》学齢に達した子供の教育費として利用できる引換券を交付する制度。保護者と子供とで希望の学校を選び、引換券を提出、学校は集まった引換券に応じた補助金を受け取る。...
きょうじ‐てき【共時的】
[形動]《(フランス)synchronique》言語学者ソシュールの用語。時間の流れや歴史的な変化を考慮せず、一定時期における現象・構造について記述するさま。⇔通時的。