ぎょうしょこふんちょう【行書孤憤帖】
幕末から明治期にかけて活躍した漢学者・書家の長三洲の著作。行書の習字のための文字の見本帖。明治28年(1895)刊行。孤憤帖。
ぎょく‐どう【玉堂】
1 玉で飾った殿堂。美しい宮殿。 2 他人を敬って、その家をいう語。 3 中国、漢代の宮殿の名で、学者が出仕した所。のちの翰林院(かんりんいん)の異称。
ギヨー【guyot】
大洋底からそびえたつ、頂上の平らな海山。火山島が波食で平坦になり、徐々に沈降してできたもの。米国の地理学者A=H=ギュヨーにちなむ名。平頂海山。ギュヨー。
くさぞうしとよみほんのけんきゅう【草双紙と読本の研究】
国文学者、水谷不倒の著作。昭和9年(1934)刊行。
クズネッツ‐の‐なみ【クズネッツの波】
《Kuznets swings》景気循環の波動の形態の一つで、20年を周期とする成長率循環のこと。米国の経済学者サイモン=クズネッツが明らかにした。クズネッツ循環。
クニドス【Knidos/Κνίδος】
小アジア地方にあった古代都市。現在のトルコ南西部、ダッチャ半島の先端部に位置する。スパルタ人が築いた植民都市に起源し、のちにドリス人六大都市の一つになった。紀元前7世紀頃から芸術と学問の中心地と...
クヌム‐しんでん【クヌム神殿】
《Temple of Khnum》 エジプト、ナイル川中流西岸の町エスナにある神殿。プトレマイオス朝時代から古代ローマ時代にかけて建造。牡羊の頭をもつ古代エジプトの創造神クヌムを祭る。19世紀...
くの‐みさき【久野岬】
南極大陸の南極半島西岸、ビスコー諸島のワトキンス島にある岬。ベリングスハウゼン海に浮かぶ同島南西端に位置する。名称は、人体の発汗現象の研究で知られる日本の生理学者久野寧(くのやす)にちなむ。
クノープ‐えき【クノープ液】
《Knop》植物培養液の一。生育に必要な無機塩類を水に溶かしたもので、水耕法などに使用。ドイツの化学者クノープが考案。
くらいし‐たけしろう【倉石武四郎】
[1897〜1975]中国語学者。新潟の生まれ。京大・東大教授。中国語の研究・教育に新しい方向を与えた。著「中国語五十年」「漢字の運命」など。