アニマ【(ラテン)anima】
1 魂。霊魂。 2 精神医学者ユングの用語。男性の無意識の中にある女性的な面。→アニムス
アニマティズム【animatism】
霊魂や精霊が認知される以前に、自然界の諸事物に生命を認める段階があったとする説。アニミズムに対して、英国の人類学者マレットが提唱。プレアニミズム。
アニマル‐スピリット【animal spirit】
企業家の投資行動の動機となる、将来に対する主観的な期待。英国の経済学者ケインズが「雇傭・利子および貨幣の一般理論」のなかで使用した用語。経済活動の多くは合理的動機に基づいて行われるが、その一方で...
アニマル‐ライト【animal rights】
動物の権利。1983年、アメリカの哲学者T=レーガンが「動物権の問題」の中で、人権の考え方をさらにおしすすめて、動物も保護され、公平に扱われる権利があると提唱した語。アニマルライツ。
アニミズム【animism】
自然界の諸事物に霊魂・精霊などの存在を認め、このような霊的存在に対する信仰。英国の人類学者タイラーは、これを宗教の起源とした。→アニマティズム
アニムス【(ラテン)animus】
精神医学者ユングの用語。女性の無意識の中にある男性的な面。→アニマ2
アノミー【(フランス)anomie】
1 社会的規範が失われ、社会が乱れて無統制になった状態。ある社会の解体期に発生する。社会学者デュルケームが用い始めた語。 2 高度に技術化・都市化した社会で、親密感が欠けることによって起こる疎外感。
アファナーシエフ【Aleksandr Nikolaevich Afanas'ev】
[1826〜1871]ロシアの民俗学者。ロシア神話学派の代表者の一人。600編以上の民話を収録した「ロシア民話集」の編纂(へんさん)で知られる。他に「スラブ人の詩的自然観」など。
アフォーダンス【affordance】
認知心理学における、環境が人間をはじめとする動物に対して与えている価値や意味。環境のさまざまな要素が動物に影響を与え、動物はその環境に適合した行動をとることをさす。米国の心理学者J=J=ギブソン...
アプガー‐しすう【アプガー指数】
《Apgar score》新生児の出生1分から数分後の活力を表す指数。心拍数、呼吸数、筋緊張、刺激による反射、皮膚の色より算出する。アメリカの麻酔学者の名にちなむ。