はぐら‐がく【羽倉学】
江戸中期、国学者荷田春満(かだのあずままろ)の古学復古説を継承した学派。荷田の本姓が羽倉であるところからいわれる。
はしもと‐そうきち【橋本宗吉】
[1763〜1836]江戸後期の蘭学者。大坂の人。名は鄭。字(あざな)は伯敏。号、曇斎。大槻玄沢に医学・蘭学を学び、蘭書の翻訳と語学教授に当たった。エレキテル(電気)の実験を行い、「阿蘭陀始制エ...
ハスケル【Haskell】
プログラミング言語の一。1990年に、関数型言語の標準化を進める研究者などによって開発された。関数型言語の教育や研究においてよく利用される。名称は、同分野の基礎理論研究で知られる米国の数学者・論...
はすとかたな【蓮と刀】
橋本治による男性論。副題「どうして男は“男”をこわがるのか?」。昭和57年(1982)刊行。フロイト、ユング、夏目漱石などを題材として、日本の男性社会を批評する。題名は米国の文化人類学者ベネディ...
はっしゅうこうよう【八宗綱要】
鎌倉時代の仏教書。2巻。凝然(ぎょうねん)著。文永5年(1268)成立。仏法が伝播した歴史を述べ、八宗の歴史や教理を解説したもの。古来、初学者の入門書とされる。
はった‐せん【八田線】
動物地理区の境界線の一。宗谷海峡で東西に引かれる。この線の南北で、両生類・爬虫類(はちゅうるい)および淡水性無脊椎動物の分布が異なる。明治43年(1910)、動物学者の八田三郎が提唱。宗谷線。
ハットゥシャ【Hattuşa】
トルコの首都アンカラの東約150キロメートルに位置する村ボアズカレの近郊にある遺跡。紀元前17世紀から前13世紀頃にかけて繁栄し、人類史上初めて鉄器を使用したことで知られるヒッタイト帝国の首都と...
ハッブル‐うちゅうぼうえんきょう【ハッブル宇宙望遠鏡】
宇宙を観測するために、1990年に米国がスペースシャトルを使って高度610キロの地球周回軌道に打ち上げた、口径2.4メートルの反射望遠鏡。名称は天文学者E=P=ハッブルにちなむ。HST(Hubb...
はつびさんぽう【発微算法】
江戸前期の和算書。数学者、関孝和の著。延宝2年(1674)刊。沢口一之の著作「古今算法記」の中にある、天元術では解けない問題の解答法を明らかにしたもの。
はてしないものがたり【はてしない物語】
《原題、(ドイツ)Die unendliche Geschichte》ドイツの児童文学者、エンデによる長編ファンタジー小説。いじめられっ子の少年が、本の世界の中に入り込んでヒーローとなり、冒険や...