とき‐もり【時守】
⇒守辰丁(しゅしんちょう)
との‐もり【主殿/殿守】
1 主殿寮(とのもりょう)の下級役人。 2 宮中の雑役や、蔵人(くろうど)拝賀のとき賜る湯づけの給仕をした女官。
とぶひ‐の‐のもり【飛ぶ火の野守】
飛火野(とぶひの)の番人。「春日(かすが)野の—いでてみよ」〈古今・春上〉
どう‐もり【堂守】
堂を守ること。堂の番人。
なみ‐の‐せきもり【波の関守】
波を関守に見立てた語。「都に帰る夢をさへ通さぬ—に、いとど涙を催され」〈太平記・二〉
なら‐の‐はもり【楢の葉守】
楢の木に宿り樹木を守る神。「青丹(あをに)よし—の神心」〈謡・金札〉
にい‐しまもり【新島守】
《「にいじまもり」とも》新しく任に着いた島守。「玉しまや—がことしゆく川瀬ほのめく春の三日月」〈壬二集〉
にほん‐いもり【日本井守】
⇒井守(いもり)
の‐もり【野守】
野の番人。特に、立ち入りを禁じられている野の見張り人。「あかねさす紫野行き標野(しめの)行き—は見ずや君が袖振る」〈万・二〇〉
のもり【野守】
謡曲。五番目物。世阿弥作。春日野を行く旅僧が、老人から野守の鏡の故事を聞き、鬼神の奇瑞(きずい)を見る。