た‐おうぎ【田扇】
三重県伊勢市楠部で、5月下旬の伊勢神宮御田植え祭りに用いるうちわ。これで田をあおいで害虫を追い払うまじないとし、また、家の柱にかけて安産のお守りとする。
たつ‐の‐おとしご【竜の落(と)し子】
ヨウジウオ科の海水魚。内湾の藻場に多く、全長約10センチ、褐色。体は骨板に覆われ、頭部は馬に似て、腹びれ・尾びれを欠き、細長く伸びた尾部を海草に巻きつけて休んだり、直立したまま静かに移動したりす...
どうじきょう‐ほう【童子経法】
密教で、乾闥婆(けんだつば)王か不動明王を本尊とし、小児の病気・災厄を除き、また安産を祈る修法。
なん‐ざん【難産】
[名](スル) 1 出産で、胎児がなかなか生まれないこと。⇔安産。 2 物事がたやすく成立しないこと。「—の末に法案が成立した」
へい‐さん【平産】
楽に子を産むこと。安産。「願ひのままなる男子(むすこ)—せし」〈浮・男色大鑑・七〉
ほうき‐がみ【箒神】
箒に宿る神。安産の守り神とされ、産婦の腹を箒でなでたり、足許に箒を逆さに立てたりする。
マタニティー‐スイミング【maternity swimming】
妊婦が健康と安産のために行う水泳。妊婦水泳。
みょうけん‐ぼさつ【妙見菩薩】
北極星を神格化した菩薩。国土を守り、災難を除き、長寿をもたらすとされる。日本では、眼病平癒・安産・良縁のためにこの菩薩を本尊として行う修法があり、密教ならびに日蓮宗で祭祀。北辰(ほくしん)菩薩。
むゆう‐じゅ【無憂樹】
マメ科の常緑高木。インドなどに産する。葉は羽状複葉で、若葉は紅色。4枚の萼(がく)が花びら状をし、黄から橙・赤色に変わる。摩耶夫人(まやぶにん)が藍毘尼園(らんびにおん)のこの樹下で釈迦を安産し...
ゆみや‐しんとう【弓矢神道】
吉田神道の一派。江戸時代、寛文・延宝(1661〜1681)のころ、肥前平戸の人、橘三喜(たちばなみつよし)が駿河の浅間神社の神主宮内昌与より神道を受け、のち江戸で唱えはじめたもの。鎌を神体とし、...