あんてい‐き【安定期】
1 物事が落ち着いた状態にある期間。 2 極相のこと。 3 妊娠中期に入り、胎盤が完成して母体の状況が落ち着く期間。
あんてい‐きょうこう【安定恐慌】
インフレーションを収束させ、貨幣価値を安定させるための政策から生じる恐慌的現象。特に、昭和24年(1949)のドッジラインによって起きた日本の恐慌。
あんてい‐ざい【安定剤】
1 化学製品が時のたつにつれて自然に変化するのを防ぐために添加する物質。食品添加物の場合は増粘安定剤、とくに結着剤ともよばれる。 2 精神安定剤のこと。
あんてい‐せいちょう【安定成長】
超過需要によるインフレーションを引き起こしたり、輸入の急増による国際収支の赤字を生じたりすることなく、しかも可能なかぎりの高い経済成長。
あんてい‐そうさ【安定操作】
時価発行増資や時価転換社債の発行を行うときに、その株価の相場を安定させる目的で市場において行う一連の売買取引。また、その委託・受託。法令により、厳格な要件のもとでのみ認められている。
あんてい‐たいりく【安定大陸】
先カンブリア時代以降、大きな変動を受けず、安定だった地域。変動帯に対していう。長い地質時代を通じて浸食を受け、基盤岩が地表に露出したものは楯状地、表面を堆積物に薄く覆われている場合は卓状地となる...
あんてい‐たすう【安定多数】
与党が、安定した国会運営を行うために必要な議席数。特に、衆議院で、すべての常任委員会で委員長を独占し、かつ、各委員会で委員の半数を確保するのに必要な議席数。→絶対安定多数
あんてい‐ちかい【安定地塊】
⇒安定大陸
あんていちょうたつ‐ひりつ【安定調達比率】
固定資産やデフォルトしている証券など「1年間以内に現金化できない資産」(所要安定調達額)に対する、自己資本や残存期間1年以上の優先株式など「安定的に手元に維持できる資金」(安定調達額)の割合。2...
あんてい‐どういたい【安定同位体】
放射性をもたない同位体。放射性崩壊によって他の核種に変化することがないもの。