あんらくいす‐たんてい【安楽椅子探偵】
⇒アームチェアディテクティブ
あんらく‐こく【安楽国】
極楽浄土の別名。この地には苦悩がなく、安穏快楽(あんのんけらく)であるところからいう。安楽浄土。安楽世界。
あんらく‐し【安楽死】
回復の見込みがなく苦痛の激しい病人が、本人の意志のもと、延命を拒んだり死期を早める処置を受けたりして死ぬこと。また、その死。ユータナジー。オイタナジー。→積極的安楽死 →消極的安楽死
あんらくしゅう【安楽集】
中国、唐代の仏教書。2巻。道綽(どうしゃく)撰。観無量寿経を解説し、仏教を聖道(しょうどう)門と浄土門に分けて説いた最初のもの。末法の世には阿弥陀仏の本願を信じて極楽往生を願うべきと説く。
あんらく‐じ【安楽寺】
長野県上田市別所温泉にある曹洞宗の寺。安楽護聖禅寺。平安時代、円仁の開創と伝えるが、天正年間(1573〜1592)、高見順宗が再興して曹洞宗となる。八角三重塔は国宝。別所観音。
あんらく‐せかい【安楽世界】
「安楽国」に同じ。
いずくん‐か【安んか/焉んか】
[副]《「いずくにか」の音変化》どこに…か。「室に入りて問ふ、—ゆくと」〈文鏡秘府論保延点〉
いずくん‐ぞ【安んぞ/焉んぞ】
[副]《「いずくにぞ」の音変化》漢文訓読の用語で、あとに推量を伴って反語を表す。どうして…だろうか。「人—常に悪(あし)からむ」〈露伴・二日物語〉
やす【安】
形容詞「やす(安)い」の語幹。 1 他より金額の安いこと。また、安くて粗末なこと。「—アパート」「—月給」 2 ある時期よりも金額が安くなること。「五円—」 3 軽々しく行うこと。「—請け合い」
やす‐あがり【安上(が)り】
[名・形動]安い値段で、でき上がること。費用が安く済むこと。また、そのさま。「—な(の)気晴らし」