あん‐みょう【安名】
禅宗で、新しく得度受戒した僧に、戒師が法名(ほうみょう)を与えること。また、そのときの文書。
あん‐みん【安眠】
[名](スル)安らかにぐっすり眠ること。「うるさくて—することができない」「—妨害」
あんよう【安陽】
中国河南省北部の商工業都市。河北と黄河流域を結ぶ交通の要衝。北西部には殷墟(いんきょ)がある。アンヤン。
あんよう‐いん【安養院】
神奈川県鎌倉市大町にある浄土宗の寺。開創は嘉禄元年(1225)、開基は北条政子。境内に政子の墓がある。
あん‐らく【安楽】
[名・形動]心身の苦痛や生活の苦労がなく、楽々としていること。また、そのさま。「老後の—を願う」「—な生活を送る」
あんらく‐あん【安楽庵】
三重県専修寺境内にある茶室。千道安と織田有楽の共作で、両者の名を1字ずつとって庵名としたという。
京都誓願寺竹林院に安楽庵策伝が開いた庵。
あんらくあん‐さくでん【安楽庵策伝】
[1554〜1642]江戸初期の説教僧・茶人・笑話作者。美濃の人。京都誓願寺住職、のち塔頭(たっちゅう)竹林院に隠居し、茶室安楽庵を結ぶ。落語の祖ともいわれる。著「醒睡笑(せいすいしょう)」など。
あんらく‐いす【安楽椅子】
ひじ掛けつきで柔らかくゆったりとした休息用のいす。
あんらくいす‐たんてい【安楽椅子探偵】
⇒アームチェアディテクティブ
あんらく‐こく【安楽国】
極楽浄土の別名。この地には苦悩がなく、安穏快楽(あんのんけらく)であるところからいう。安楽浄土。安楽世界。