あべ‐の‐やすな【安倍保名】
浄瑠璃「蘆屋道満大内鑑(あしやどうまんおおうちかがみ)」の登場人物。→葛(くず)の葉
あべ‐の‐よりとき【安倍頼時】
[? 〜1057]平安中期の陸奥の豪族。子の貞任・宗任とともに、前九年の役で源頼義・義家父子と戦い、敗死。
あべ‐は【安倍派】
自由民主党にあった派閥の一。清和会(のちの清和政策研究会)の昭和61年(1986)から平成3年(1991)における通称。会長は安倍晋太郎。→三塚派 自由民主党にあった派閥の一。清和政策研究会...
あべ‐よししげ【安倍能成】
[1883〜1966]哲学者・教育家・評論家。愛媛の生まれ。夏目漱石の門下。一高校長。第二次大戦後、文部大臣、学習院院長を歴任。著「カントの実践哲学」「西洋近世哲学史」など。
あべ‐りゅうたろう【安部竜太郎】
[1955〜 ]小説家。福岡の生まれ。本名、良法(よしのり)。区役所職員や図書館司書を経て作家デビュー。「血の日本史」で注目され、その後も歴史小説を中心に活躍。「等伯(とうはく)」で直木賞受賞。...
あぼう‐とうげ【安房峠】
長野・岐阜の県境、焼岳と安房山との間にある峠。標高1812メートル。松本と高山とを結ぶ古い交通路で、国道158号が通る。
あま【安摩/案摩】
雅楽の舞曲。唐楽。壱越(いちこつ)調の曲。二人舞(時に一人舞)で、舞人は笏(しゃく)を持ち、巻纓(けんえい)冠に安摩の面(おもて)をつける。答舞(とうぶ)の「二の舞」を伴う。安摩の舞。→二の舞
あま‐づら【安摩面】
舞楽「安摩」の答舞「二の舞」に用いる腫面(はれおもて)の女面。また、器物の取っ手などで、それをかたどったもの。
あま‐の‐おもて【安摩の面】
1 舞楽「安摩」に用いる仮面。長方形の厚紙に薄絹をはり、墨で様式化した人の顔を描いたもの。→蔵面(ぞうめん) 2 矢羽根の斑(ふ)の一。上に黒い山形、下に黒いうろこ形の斑のあるワシの白羽。あまのめ。
あられ‐まつばら【霰松原/安良礼松原】
大阪市住之江区安立(あんりゅう)付近にあった松原。「あらら松原」の変化したものか。[歌枕]「霰打つ—住吉(すみのえ)の弟日娘(おとひをとめ)と見れど飽かぬかも」〈万・六五〉