かん‐きん【官金】
1 政府の所有する金銭。公金。 2 江戸時代、盲人が検校(けんぎょう)などの官位を手に入れるために幕府に納めた金。また、盲人が高利で貸し付けた金。
かん‐ぎ【官妓】
宮廷に仕えて歌舞を行った妓女。特に朝鮮で、医薬・歌舞・妓楽(ぎがく)などをもって仕えた官妓の妓生(キーサン)が有名。
かん‐ぎょう【官業】
政府が直接いとなむ営利事業。現在では、国有林野のみ。
かん‐ぐん【官軍】
朝廷・政府側の軍隊。「勝てば—」
かん‐か【官家】
⇒かんけ(官家)
かん‐け【官家】
1 《天子の意から》朝廷・国家のこと。 2 官位の高い家。貴人の家。 3 ⇒屯倉(みやけ)2
かん‐けん【官憲】
1 官庁・役所。また、官吏・役人。特に警察関係にいう。「—の手を逃れる」 2 政府・官庁の規則。
かん‐けん【官権】
政府の持つ権力。また、官庁や官吏の権限。
かん‐こ【官庫】
1 官有の倉庫。 2 国庫。
かん‐こ【官戸】
1 唐代の中国で、官に所属していた賤民の一。 2 宋代以降の中国で、科挙に及第して官僚となった者の家。 3 日本の律令制で、官奴司(かんぬし)に所属し、雑役に駆使された賤民。良民と同様に口分田を...