はい‐かん【稗官】
1 古代中国の官名。民間の風聞を集めて王に奏上した下級役人。転じて、身分の低い小役人。 2 1が集めた民間伝承。伝説。また、小説。→稗史(はいし)
はいしゅつ‐きかん【排出器官】
体内の老廃物を排出するとともに、体液の浸透圧を一定に保つ役割をする器官。脊椎動物の腎臓、昆虫のマルピーギ管、扁形動物の原腎管など。人間では泌尿(ひにょう)器ともいう。
はっせい‐きかん【発声器官】
音声を発するために用いる器官の総称。肺・喉頭・口腔・鼻腔など。肺から送り出された呼気を、声帯で振動させて音に変え、口腔や鼻腔で共鳴させて言語音を発生させる。 [補説]声帯から口腔・鼻腔までの共鳴...
はつおん‐きかん【発音器官】
発音に関与する器官。哺乳類では声帯を主とする音声器官、鳥では鳴管、昆虫では翅(はね)の摩擦器など。
はん‐かん【半官】
なかば官営であること。
はん‐がん【判官】
1 ⇒ほうがん(判官) 2 裁判官。「朋友は、今は—になって地方に行て居るが」〈独歩・武蔵野〉
はんにん‐かん【判任官】
明治2年(1869)以来の官吏の身分の一。天皇の委任を受けた各大臣・各地方長官など行政官庁の長によって任命された官。高等官(親任官・勅任官・奏任官)の下に位した。昭和21年(1946)廃止。
ばい‐かん【売官】
金銭・財物を納めさせ、その代償に官職を授けること。特に平安時代、国費の不足を補うために盛んに行われた。→売位
ばいせき‐さいばんかん【陪席裁判官】
合議制裁判所を構成する裁判官のうち、裁判長以外の者。陪席判事。
ひ‐かん【卑官】
階級の低い官。また、官吏が自分をへりくだっていう語。