あて‐がき【宛書(き)/充て書(き)】
1 封書・葉書などの表に記す相手の住所および氏名。宛名。上書き。 2 古文書で、文書の末尾または書き出しに書かれた相手の名。あてどころ。
あて‐さき【宛先】
手紙や荷物などを受け取る先方、または、場所。「—不明」
あて‐じ【当て字/宛字】
日本語を漢字で書く場合に、漢字の音や訓を、その字の意味に関係なく当てる漢字の使い方。狭義には、古くから慣用の久しいものについていう。「目出度(めでた)し」など。借り字。
あて‐じょう【宛状】
直接相手に差し出すことをはばかって、宛名を特定せず、「各位」「御中」などの脇付(わきづけ)をした披露状の一種。あてぶみ。
あて‐どころ【宛所/充て所/当て所】
1 郵便物などの送付先の所書き。宛先。 2 「宛書き2」に同じ。 3 意図するところ。目的。
あて‐な【宛名】
手紙や書類などに書く、先方の氏名。また、住所と氏名。名宛。
あてなのないてがみ【あて名のない手紙】
児童文学作家、宮川ひろによるエッセー集。平成19年(2007)刊。戦争中の教師生活や自身の子育て、若い読者への想いなどを綴る。
あて‐ぶみ【宛文/充て文】
1 その人にあてた公文書。 2 遺産分配の遺言状。 3 「充行状(あておこないじょう)」に同じ。 4 「宛状(あてじょう)」に同じ。
あ・てる【当てる/充てる/宛てる】
[動タ下一][文]あ・つ[タ下二] 1 あるものを他のものに触れるようにする。直面させる。 ㋐ある物にぶつける。「ボールを頭に—・てる」「的に—・てる」 ㋑光・熱・風などに触れさせる。さらす。「...
えん【宛】
[常用漢字] [音]エン(ヱン)(漢) [訓]あてる あて ずつ あたかも 〈エン〉 1 曲がる。くねる。「宛転」 2 あたかも。まるで。「宛然」
〈あて〉「宛先・宛名」 [難読]宛行(あてがい)