いいなり‐さんぼう【言ひ成り三宝】
「言い成り次第」に同じ。「病人の—にしてあげなせえ」〈滑・浮世風呂・二〉 [補説]仏法僧の三宝のように、他人の言うことを尊重する意味からか。
いきなり‐さんぼう【行き成り三宝】
[名・形動]「いきなり」を強めた言い方。「さあ是からは—お先真っ暗、常闇(とこやみ)の国」〈洒・塩屋之松〉
えいらく‐つうほう【永楽通宝】
「永楽銭」に同じ。
えんぽう【延宝】
江戸前期、霊元天皇の時の年号。1673年9月21日〜1681年9月29日。
おおみ‐たから【大御宝】
天皇の民。国民。「天の下の—の取り作れる奥つ御歳を」〈祝詞・広瀬大忌祭〉
お‐たから【御宝】
1 「宝」の美化語。 2 非常に大切なもの。秘蔵の品。 3 金銭。かね。 4 他人の子供を褒めていう語。 5 紙に刷った宝船の絵。よい初夢が見られるよう、正月2日の夜、枕の下に敷いて寝る風習があった。
かいき‐しょうほう【開基勝宝】
天平宝字4年(760)鋳造された日本最初の金貨。交換率は、同時に発行された銀貨(太平元宝)の10、銅貨(万年通宝)の100に相当する。
かいげん‐つうほう【開元通宝】
中国、唐の高祖の武徳4年(621)に初めて鋳造された貨幣。約290年にわたって流通した。一般に誤って、「開通元宝」と呼ばれたという。
か‐ほう【家宝】
家の宝。その家に代々伝わる宝物。
かむ‐だから【神宝】
《「かんだから」とも》 1 神前に供える品物。神社への奉納品。みてぐら。「いつくしき—を持てつづけたり」〈源・澪標〉 2 神の持つ宝物。神の所有物。しんぽう。「御祷(みほき)の—献(たてまつ)ら...