げんのじ‐せん【元の字銭】
江戸時代、大坂で鋳造された寛永通宝一文銭の一種。元文5年(1740)に鋳造を許されたので、裏面上部に「元」の字を鋳出した。元銭(げんせん)。
げんぶつまがい‐しょうほう【現物紛い商法】
貴金属・宝石・家畜・ゴルフ会員権などを売りつけ、それを顧客に引き渡すことなく業者が預かり、一定期間後に利子をつけて返すといった契約を結ぶが、倒産などを理由に預託物も利益も渡さず、金銭をだまし取る...
こ【庫】
[音]コ(漢) ク(呉) [訓]くら [学習漢字]3年 〈コ〉物をしまっておく建物。くら。「金庫・国庫・在庫・車庫・書庫・倉庫・文庫・宝庫」
〈ク〉寺の台所。「庫裏(くり)」
こいにょうぼうそめわけたづな【恋女房染分手綱】
浄瑠璃。時代物。13段。吉田冠子(よしだかんし)・三好松洛合作。宝暦元年(1751)大坂竹本座初演。近松門左衛門の「丹波与作待夜(たんばよさくまつよ)の小室節(こむろぶし)」の改作。10段目の「...
こうえい‐くじ【公営籤】
公営ギャンブルの一。自治体の発売する宝くじと、スポーツ振興くじ(toto)がある。
こうかしゅんじゅう【耕稼春秋】
江戸時代の農学書。7巻。加賀の人、土屋又三郎著。宝永4年(1707)成立。著者みずからの経験に基づいて、加賀地方の農業・農具について詳述したもの。
こうかつ‐もの【交割物】
寺の宝物。転じて、家宝。「私の—にいたさう」〈虎明狂・鍋八撥〉
こうがく‐じ【向嶽寺】
山梨県甲州市にある臨済宗向嶽寺派の大本山。山号は塩山。開創は天授6年=康暦2年(1380)、開基は武田信成、開山は抜隊得勝(ばっすいとくしょう)。向嶽庵と称したが、天文16年(1547)現寺号に...
こう‐ぎょく【硬玉】
輝石の一。緑・青または白色で半透明。単斜晶系。変成岩中に産し、美しい緑色のものは翡翠(ひすい)として宝石にされる。→軟玉
こうざん‐じ【功山寺】
山口県下関市にある曹洞宗の寺。山号は金山。開創年代は嘉暦2年(1327)、開山は虚庵玄寂。毛利氏の菩提寺。仏殿は国宝。