せつ【刹】
1 《(梵)yaṣṭi の音写。棒・旗竿の意》仏塔。寺院。仏堂の前に宝珠火炎形をつけた竿を立て寺の標幟(ひょうじ)としたところからいう。 2 《(梵)kṣetraの音写》国土。仏国土。
せつど‐し【節度使】
1 中国、唐・五代の軍職。初めは辺境警備のための軍団の統率者であったが、安史の乱後は国内の要地にも置かれ、諸州を管轄して兵政・民政・財政を任され、強力な権限をもつようになった。宋初に廃止。藩鎮。...
せめ‐はた・る【責め徴る/責め促る】
[動ラ四]厳しく責めつける。強く催促する。「上によしなき奢(おご)りをすすめ、宴楽に宝をつひやし、民百姓を—・り」〈浄・国性爺〉
せり【迫り】
劇場で、舞台の床の一部を切り抜き、俳優や大道具などを床の上にのせて上下させる装置。歌舞伎では宝暦期(1751〜1764)に始まる。
せん【仙】
1 仙人。「天上の—の暫くこの世に降(くだ)りて」〈鴎外訳・即興詩人〉 2 仙人の術。仙術。「—を求むる志ありて葛城山に住む」〈三宝絵・中〉 3 仙人の住む所。「只王質が—より出でて七世の孫に会...
せんそうとへいわ【戦争と平和】
《原題、(ロシア)Voyna i mir》レフ=トルストイの長編小説。1863〜1869年作。ナポレオンのロシア侵攻という歴史的事件を背景に、19世紀初頭のロシアの社会と人民の姿を描いた壮大な...
せんぞ‐でんらい【先祖伝来】
先祖から代々伝わっていること。「—の家宝」
せん‐とく【宣徳】
1 中国、明の宣宗時代(1426〜1435)の年号。また、このころ鋳造された通貨である宣徳通宝のこと。 2 明の宣宗の勅により、1428年に作られた鼎(かなえ)などの銅器。「大明宣徳年製」の銘が...
ぜんこう‐じ【善光寺】
長野市にある単立宗教法人の寺。近世以来、天台宗の大勧進と浄土宗の大本願が管理。山号は定額山。一説に、推古天皇のときに三国伝来の一光三尊の阿弥陀如来をまつって、皇極天皇元年(642)に堂宇を創建...
ぜんご‐しょう【前後賞】
宝くじなどで、特に高額の当たりくじの前後の番号のくじに出す賞。