じつろく‐もの【実録物】
小説・歌舞伎狂言などの一系統で、事実に虚構をまじえて興味本位につくられたもの。 1 江戸時代、講釈師の口述を書き留めた講談台本などを書写した読み物。お家騒動物・捌(さば)き物・仇討(あだう)ち物...
じつ‐わ【実話】
1 実際にあった話。事実談。 2 実際にあった話をもとに書かれた読み物。「—小説」
じ‐ほう【実法】
[名・形動]《「じっほう」の促音の無表記》まじめなこと。きちんとしていること。また、そのさま。律儀。じっぽう。「—に小さき丸髷をぞ結いける」〈一葉・うつせみ〉 「—なる人のゆるぎ所あるまじきをと...
ま‐こと【誠/真/実】
《「真(ま)事(こと)(言(こと))」の意》 [名] 1 本当のこと。うそ・偽りのないこと。「うそから出た—」「—の武士」 2 誠実で偽りのない心。すなおでまじめな心。「—の情」「—を尽くす」...
まこと‐がお【実顔】
まことしやかな顔つき。まことしがお。まがお。「寺にねて—なる月見かな」〈鹿島紀行〉
まこと・し【真し/実し】
[形シク]《「まこと」の形容詞化》 1 真実に見えるさま。本当だ。「—・しくとりなし言はれむ音聞きの」〈夜の寝覚・一〉 2 本格的である。正統である。「ありたきことは、—・しき文の道」〈徒然・一〉
まことし‐がお【実し顔】
「まことがお」に同じ。「わざと御伴をば申すまじく候と—に成りて言ひければ」〈太平記・一一〉
まこと‐に【誠に/真に/実に】
[副]まちがいなくある事態であるさま。じつに。本当に。「—彼女は美しい」「—ありがとうございます」 [感]「まこと」に同じ。「—雪少しうち散りて、折節とり集めて、さることやは候ひしとよ」〈...
まこと‐や【実や】
[感]「まこと」に同じ。「—、導師のさかづきのついでに」〈源・幻〉
まめ【忠実/実】
[名・形動] 1 労苦をいとわず物事にはげむこと。また、そのさま。勤勉。「—に帳簿をつける」「若いのに—な人だ」「筆—」 2 からだのじょうぶなこと。また、そのさま。健康。たっしゃ。「—で暮らし...