りゅうか‐すいそ【硫化水素】
水素の硫化物。腐卵臭のある無色の有毒気体。硫黄を含むたんぱく質が腐敗したときに生じ、また火山ガスや鉱泉中に含まれる。実験室では硫化鉄を塩酸で分解して得る。水に溶けて弱酸性を示す。各種金属塩の水溶...
りゅう‐けつ【竜穴】
1 竜が住むという洞穴。室生寺の東にある室生竜穴神社の奥社にある。 2 風水で、竜脈に沿って山脈を流れる気が集中する場所。繁栄をもたらす吉祥の地とされ、都市・寺社・家屋などが建設された。
りゅう‐らん【流覧】
[名](スル)あちらこちら見てまわること。ずっと目を通すこと。「毎室を—せられんことを」〈織田訳・花柳春話〉
りょう【寮】
1 学生・従業員などのための共同宿舎。「会社の—」 2 茶室としてつくった小さな建物。数寄屋。また、その名目でつくった江戸の富裕町人の別宅。下屋敷。 3 律令制で、多く省に属し、職(しき)より下...
りょう【寮】
[常用漢字] [音]リョウ(レウ)(呉)(漢) [訓]つかさ 1 役人のいる建物。また、同僚の役人。「寮属/図書寮(ずしょりょう)」 2 寄宿舎。「寮生・寮母/学寮・入寮・独身寮」 3 数寄屋。...
りょう‐えん【梁園/梁苑】
中国の梁の孝王の築いた竹園。 1 宮室の庭園。 2 皇室の血統。皇族。→竹の園「仙洞、—を蔑(ないがし)ろにし」〈盛衰記・四六〉
りょうじんぐあんしょう【梁塵愚案抄】
室町中期の歌謡注釈書。2巻。一条兼良著。康正元年(1455)以前成立。神楽歌と催馬楽(さいばら)の注釈書。
りょうせい‐るい【両生類】
両生綱の脊椎動物の総称。魚類と爬虫(はちゅう)類との間に位置し、幼時は水中でえら呼吸をし、変態後は肺呼吸をする。心臓は二心房一心室。体表にうろこ・毛・羽がなく、変温動物で、卵生または卵胎生。海お...
りょう‐のう【菱脳】
脳の発生の過程でできる脳胞の最も後方のふくらみ。内腔に第四脳室があり、やがて前部が後脳に、後部が髄脳に分化する。
りょう‐りょう【了了】
[形動タリ]物事が明らかなさま。また、理解が速いさま。「時に隣室に声あり。低うして—聞べからず」〈織田訳・花柳春話〉