いわぬま【岩沼】
宮城県南部の市。奥州街道の宿場町として発展。東北本線と常磐線の分岐点。承和9年(842)創建と伝える竹駒神社(稲荷)、北東部には仙台空港がある。人口4.4万(2010)。
う‐えじふ【右衛士府】
左衛士府とともに宮城の警衛などをつかさどった役所。→衛士府
うえもん‐ふ【右衛門府】
左衛門府とともに宮城諸門の警衛などをつかさどった役所。→衛門府
うき‐しま【浮島】
宮城県松島湾の塩竈浦にある島。[歌枕]「塩竈の浦の干潟(ひがた)のあけぼのに霞に残る—の松」〈続古今・春上〉
うち‐ぬま【内沼】
宮城県北部にある沼。面積0.98平方キロメートル、最大深度1.6メートルの低湿地湖沼。ハクチョウ・ガンなどが毎年飛来する。「伊豆沼・内沼の鳥類およびその生息地」として、国の天然記念物に指定されて...
うつのみや‐そうどう【宇都宮騒動】
元和8年(1622)宇都宮城主本多正純(ほんだまさずみ)が、幕府の許可なく本丸の石垣を修築したことなどを理由に領地を没収された事件。徳川秀忠殺害を企てた宇都宮城内の釣り天井が発覚したためというう...
うやむや‐の‐せき【有耶無耶の関】
山形・宮城両県境の笹谷峠にあった関所。むやむやの関。もやもやの関。[歌枕]「たのめこし人の心は通ふとや問ひてもみばや—」〈土御門院集〉
山形・秋田両県境の三崎峠にあった関所。
うん‐めん【温麺/饂麺】
汁で煮たうどんの一種。特に、宮城県白石市特産の「うーめん」のこと。
えあい‐がわ【江合川】
宮城県北部から中部を流れる川。荒雄岳の東部に源を発する荒雄川の下流部の名。石巻市で旧北上川に合流する。長さ80キロ。
えてんらくへんそうきょく【越天楽変奏曲】
宮城道雄の箏(そう)と管弦楽の協奏曲。1927年作曲。雅楽の越天楽を題材とする。近衛秀麿・直麿兄弟による交響曲編曲も知られる。