ひそ・める【顰める/嚬める】
[動マ下一][文]ひそ・む[マ下二]不快や不満などのために、眉のあたりにしわを寄せる。顔をしかめる。「マナーの悪さに眉を—・める」
ひた‐ひた
[副] 1 水などが繰り返し静かに打ち寄せて軽くものに当たる音や、そのさまを表す語。「—と波が岸辺を打つ」 2 水が寄せてくるように物事が段々と迫ってくるさま。「敵が—(と)押し寄せる」 3 ...
ひた‐ぶる【頓/一向】
[形動][文][ナリ] 1 いちずなさま。ひたすら。「—な態度」「—に思いを寄せる」 2 完全にその状態であるさま。「—に煙にだになし果ててむと思ほして」〈源・夕霧〉 3 向こう見ずなさま。また...
ひっ‐ぱ・る【引っ張る】
[動ラ五(四)]《「ひきはる」の音変化》 1 引いて、ぴんと張った状態にする。「綱を—・る」 2 電線などを長く張りわたす。また、導管・路線などをある場所まで延長する。「電話線を—・る」「給水管...
ビーナスとオルガンそうしゃとキューピッド【ビーナスとオルガン奏者とキューピッド】
《原題、(イタリア)Venere con organista e amorino》ティツィアーノの絵画。カンバスに油彩。縦150センチ、横218センチ。ベッドに横たわるビーナスと顔を寄せるキュー...
ぴちゃ‐ぴちゃ
[副] 1 水と物とが当たって立てる小さな音や、そのさまを表す語。「波が—(と)打ち寄せる」 2 平手で続けて軽く打つ音や、そのさまを表す語。「顔を—(と)たたく」 3 飲み食いするときに舌で...
ピッチング‐ウエッジ【pitching wedge】
ゴルフで、主にグリーン近くからピンに寄せるために使うアイアンクラブ。PW。
ふた‐ごころ【二心/弐心】
1 味方や主君にそむく心。裏切りの心。にしん。「—をいだく」 2 ふたりの人に同時に思いを寄せること。浮気心。「—おはしますはつらけれど」〈源・宿木〉
ふとん【蒲団/FUTON】
(蒲団)田山花袋の小説。明治40年(1907)発表。中年の作家竹中が、美貌の弟子芳子に寄せる恋と嫉妬(しっと)の思いを赤裸々に描く。最初の私小説とされ、その後の自然主義文学に大きな影響を与えた...
ふな‐よばい【船呼ばひ】
船を呼び寄せること。また、その呼び声。「難波の里に飛ぶ蛍、蘆屋の沖の—」〈盛衰記・七〉