よび‐た・てる【呼(び)立てる】
[動タ下一][文]よびた・つ[タ下二] 1 声を張り上げて呼ぶ。「名前を—・てる」 2 呼んでわざわざ来させる。呼び寄せる。「—・てて申しわけない」「その都度母を—・てて、力を藉(か)りる事もあ...
よび‐と・る【呼び取る】
[動ラ四]そば近くに呼ぶ。呼び寄せる。「翁を—・りて言ふやう」〈竹取〉
よ・ぶ【呼ぶ/喚ぶ】
[動バ五(四)] 1 相手に向かって声をあげて名前などを言う。「『おい』と—・ぶ」「—・んでも答えがない」 2 声をあげてこちらに来させる。「助けを—・ぶ」「食事だと母が—・んでいる」 3 客と...
寄(よ)らば大樹(たいじゅ)の陰(かげ)
身を寄せるならば、大木の下が安全である。同じ頼るならば、勢力のある人のほうがよいというたとえ。
より‐つ・く【寄(り)付く】
[動カ五(四)] 1 そばへ近づく。「だれも—・かなくなる」 2 取引所で、その日の最初の売買が成立する。「こじっかりと—・く」 3 頼りとする。身を寄せる。「秦の氏、分かれ散りて他族に—・く」...
よる‐べ【寄る辺/寄る方】
頼みとして身を寄せるところや人。また、頼みとする配偶者。「—のない老人」「我が身の—と頼まむに、いと頼もしき人なり」〈源・玉鬘〉
よるべ‐の‐みず【寄る瓮の水】
神前のかめにたたえられた水。神霊を寄せるためのものという。「さもこそは—に水草(みくさ)ゐめけふのかざしよ名さへ忘るる」〈源・幻〉 [補説]「よるべ」は「寄る辺」とも。
ろっ‐かく【鹿角】
1 鹿(しか)のつの。漢方で強壮薬に用いる。 2 昔の武具の一。鹿のつのに似た鉄製のくま手。引っかけて物を引き寄せるのに使った。
ろっかせんすがたのいろどり【六歌仙容彩】
歌舞伎舞踊。義太夫・長唄・清元。松本幸二作詞、10世杵屋六左衛門・初世清元斎兵衛作曲。天保2年(1831)江戸中村座初演。平安時代の六歌仙を扱ったもので、小野小町に思いを寄せる五人の男性歌人を踊...