か‐べ‐す
歌舞伎などの芝居小屋で、菓子・弁当・鮨(すし)のこと。江戸時代から大正期まで、芝居茶屋に立ち寄らない中等の客は、この三品だけを取り寄せる習慣であった。そのため、質素な客を揶揄(やゆ)する語として...
かみより‐いた【神依り板/神憑り板/神寄り板】
上代、神霊を天から招き寄せるためにたたいた杉板。「神南備(かむなび)の—にする杉の」〈万・一七七三〉
かり‐の‐やど【仮の宿】
1 一時的に身を寄せる所。また、旅先の宿。仮の住まい。「ありはてぬうき世の中の—いづくにわきて心とどめん」〈続千載・雑下〉 2 「仮の世」に同じ。「世をいとふ人とし聞けば—に心留(と)むなと思ふ...
かんばん‐え【看板絵】
客を寄せるため、看板にかいた絵。
き‐きょ【寄居】
[名](スル)他人の家に一時身を寄せること。寄寓(きぐう)。寄食。「先輩の家に—する」
きし【岸】
1 陸地の、海・川・湖などの水に接している所。みずぎわ。「—に打ち寄せる波」 2 土地の切り立った所。がけ。「あしひきの山かも高き巻向(まきむく)の—の小松にみ雪降り来る」〈万・二三一三〉
き‐しょ【寄書】
[名](スル) 1 手紙を書き送ること。また、その手紙。 2 新聞・雑誌などに文章を寄せること。また、その文章。寄稿。投稿。「弾劾状を新聞に—してやる」〈魯庵・社会百面相〉
客(きゃく)を引(ひ)・く
1 遊びや宿泊の客を誘い寄せる。 2 客を招き入れる。「父は…其処で食事をすれば睡眠もするし、客も引くという風で」〈上司・父の婚礼〉
きゅう‐いん【吸引】
[名](スル) 1 吸い込むこと。吸いつけること。「機械で—する」「—力」 2 客などを引き寄せること。「若者を—する魅力」
きゅう‐ちょう【急潮】
1 流れの速い潮流。 2 太平洋岸で、外洋水が沿岸に押し寄せる現象。冬季、沖合を低気圧が通過するときに起こることが多く、相模湾・駿河湾ではブリの大漁をもたらす。