かた‐さ・る【片去る】
[動ラ四] 1 片側に寄る。「ぬばたまの夜床(よとこ)—・り」〈万・四一〇一〉 2 遠慮する。「いづかたにも皆こなたの御けはひには、—・り憚(はばか)るさまにて」〈源・若菜上〉
かた‐よ・る【偏る/片寄る】
[動ラ五(四)] 1 ある基準、または中心から外れて、一方へ寄る。傾く。「進路が北へ—・る」「—・った考え方」 2 ある部分・方面に集中して、全体のつりあいを欠いた状態になる。不均衡になる。偏す...
かより‐かくよ・る【か寄りかく寄る】
[連語]あっちへ寄り、こっちへ寄る。「波の共(むた)—・る玉藻なす(=玉藻ノヨウニ)寄り寝し妹(いも)を」〈万・一三一〉
かんか‐こどく【鰥寡孤独】
妻を失った男、夫を失った女、親のない子、老いて子のない人。寄る辺ない身の上。
がぶ・る
[動ラ五(四)] 1 波が荒くて船が激しく揺れる。「横波に大きく—・った」 2 相撲で、四つに組み、土俵の外へ寄っていくときに、相手のからだを起こすように激しく揺さぶる。「—・って寄る」
き‐こう【寄港/寄航】
[名](スル) 1 目的地まで航海中の船が途中の港に立ち寄ること。 2 (寄航)航空機が、目的地までの航路の途中の空港に立ち寄ること。
きまり‐じ【決(ま)り字】
カルタで、取り札を特定できる文字。読み札の一字目で特定できるものを一字決まり、二字目のものを二字決まりなどという。定まり字。 [補説]小倉百人一首の一字決まりは7首あり、一般に「むすめふさほせ」...
きょ・す【醵す】
[動サ変]持ち寄る。出し合う。醵出する。「衆人これが為に金銭を—・し、これに資給してけり」〈中村訳・西国立志編〉
きん‐せつ【近接】
[名](スル) 1 近づくこと。近寄ること。接近。 2 すぐ近くにあること。「店舗に—した駐車場」「職住—」
くど・く【口説く】
[動カ五(四)]《「くどくど」などの「くど」と同語源で、「口説く」は当て字か》 1 ㋐こちらの意向を相手に承知してもらおうとして、熱心に説いたり頼んだりする。説得する。「親を—・いて費用を出させ...